その他2022.10.19

寺田倉庫、広島県竹原市の歴史的建造物活用を目的とした社会実験「竹原アートプロジェクト2022」に参画

広島
寺田倉庫株式会社
寺田倉庫株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:寺田航平)は、バリューマネジメント株式会社(大阪府大阪市 代表取締役:他力野淳)が実施する広島県竹原市の歴史的建造物社会実験「竹原アートプロジェクト2022」に参画します。2022年10月29日(土)から2023年1月31日(火)まで、国の重要伝統的建造物群保存地区である「たけはら町並み保存地区」を中心としたエリアにて、地域の歴史と文化の理解、回遊性を促すアートイベントや作品展示を企画開催し、歴史的建造物の利活用に貢献します。

 


このプロジェクトは、歴史的建造物の新たな活用方法の掘り起こしを目的にした広島県竹原市の社会実験です。町並みを回遊しながらさまざまなアートにふれて、竹原の歴史や文化を知っていただくことを念頭に企画立案しました。竹原は古くから製塩業や酒造業などで栄え、今もその風情が残ることから、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「町並み保存地区」があり、当時の景観が保たれています。また、かつて「浜旦那」と呼ばれた塩田の経営者たちは、家業に勤しみながら、文化を後世に伝えるべく、私財を投じて趣味や教養を磨き、建物や教育に力を注ぐことで、独自の文化を伝えてきました。それが「学問・文化を大切にする文教の精神」を育み、今もこの土地のものづくりに生かされています。ものづくりの精神が息づく竹原の町で、アーティストの作品を展示することによって、来訪者に歴史的建造物の新たな価値を提供します。

当社は1980年代より東京・天王洲にて、周辺企業と協働しアートによるまちづくりを推進してきました。創業当初からの倉庫建物を活用しながらミュージアムやアトリエなどへのリノベーションを行うほか、天王洲エリアに壁画や立体作品を展示するアートプロジェクト「TENNOZ ART FESTIVAL」への参画やアートカルチャーを体感するイベント「ART MARKET TENNOZ」の運営などを通して、アートシティ 天王洲のブランディングに寄与してまいりました。当社は今後も美術品の保管事業に加えて、アートを軸にしたまちづくりに携わりながら、地域活性化に貢献してまいります。
 

  • 【竹原アートプロジェクト2022について】

名称:竹原アートプロジェクト2022
期間:2022年10月29日(土)~2023年1月31日(火)
場所:広島県竹原市
主催:バリューマネジメント株式会社
後援:竹原市、株式会社いいね竹原、竹原市教育委員会、一般社団法人 竹原市観光協会
企画協力:寺田倉庫株式会社
URL:https://www.nipponia-takehara.com/takeharaart

 

  • 開催企画一覧

1)まちなかアート:超絶技巧作品展示「脅威のリアリズム」
広島出身、広島にゆかりがあるアーティストの作品を中心に超絶技巧作品(リアリズム)を展示します。
場所:竹原市 旧松阪家住宅
展示期間:2022年10月29日(土)~2022年12月13日(火)
※毎週水曜日を除く

2)まちなかアート:広島市立大学・日本画研究領域の学生プロジェクト「広島海景」
広島の瀬戸内風景や竹原の町並みを題材に、広島市立大学 大学院芸術学研究科で日本画を研究する学生12名が描いた絵画作品を展示します。
場所:竹原市 旧上吉井家住宅
展示期間:2022年10月29日(土)~2023年1月31日(火)
※毎週水曜日、11月11日(金)~11月13日(日)、12月27日(火)~1月3日(火)を除く

3)酒造コラボレーション:限定アートラベルの日本酒
酒どころ広島・竹原を代表する2つの酒造「藤井酒造」「中尾醸造」とコラボレーションし、墨絵・陶墨画アーティスト 西元祐貴氏によるオリジナルラベルの日本酒を限定販売します。
場所:藤井酒造、中尾醸造  ※そのほか、道の駅 たけはらにて販売予定
販売期間:2022年10月29日(土)~2023年1月31日(火)

4)来訪者プレゼント:NFTアート
かつて竹原市に文教の精神を育んだ浜旦那にちなんで、覆面アーティスト「HAMA-DANNA」が制作した、竹原をテーマにした8種類のNFTアートを無料で配布します。また、竹原市内の一部飲食店や施設を利用する際に、このNFTアートを提示することで、さまざまな特典が受けられます。
場所:たけはら町並み保存地区
配布期間:2022年10月29日(土)~2023年1月31日(火)

5)パブリックアート展示:全長6.5mもの大型立体作品「Blue guardian」
広島県出身のアーティスト 久保寛子氏による大型立体作品を展示します。竹原は江戸時代から製塩業や酒造業などで栄えた地域であり、その成り立ちに欠かせない資源の1つである「水」の守護獣を題材にした作品が、町並み保存地区の入口に登場します。
場所:竹原市 酔景の小庭
展示期間:2022年10月29日(土)~2023年2月10日(金)

 

久保寛子(くぼひろこ)氏プロフィール

1987年広島県生まれ。2013年テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。 現在広島市のアトリエを拠点に活動している。先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説のリサーチをベースに、身の回りの素材を用いて、農耕と芸術の関係などをテーマに作品を制作する。2017年に六甲ミーツアートにて大賞を受賞。参加した主な展覧会に、「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol. 10ここに境界線はない。/?」(2021、高松市美術館 香川)「さいたま国際芸術祭」(2020、旧大宮図書館 埼玉)、「いのち耕す場所ー農業ひらくアートの未来」(2019、青森県立美術館 青森)、「Ascending Art Annual Vol.2 『まつり、まつる』」(2018、スパイラルガーデン 東京)、「瀬戸内国際芸術祭2016」(2016、小豆島三都半島 香川)などがある。2017年より夫の水野俊紀とともに「オルタナティブスペース コア」を運営している。


【バリューマネジメントについて】
バリューマネジメントは、2005年の創業以来、「文化を紡ぐ」を理念に、文化財や史跡、名勝などの税金で賄うのに限界がある歴史的建造物の維持保存を、ホテル・レストラン・パーティ会場などとして利活用しマネタイズすることで、人が集まり必要とされる場所に蘇らせ、後世に継承していくことを事業としています。現在では日本全国に78棟の歴史的建造物を活用した23施設を展開しています。

社名:バリューマネジメント株式会社
代表者:代表取締役 他力野淳
所在地:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 17階
設立:2005年2月
URL:https://www.vmc.co.jp


【寺田倉庫について】

1950年創業の寺田倉庫は、従来の倉庫業の概念をさらに深化させ「モノだけではなく、価値をお預かりする」という理念に基づき、専門性の高いワインやアート、映像・音楽メディアの保管を軸に事業を展開しています。保管だけにとどまらず、お預かりしたものの価値を高めて後世に引き継ぐための保存や修復技術の追求、および空間活用のノウハウを生かした施設運営やアートアワード開催など、芸術文化発信事業も積極的に進めています。また、拠点である天王洲アイル地区の活性化・倉庫街からの文化発信に注力し、「水辺とアート」をテーマに、周辺企業と協働しながら地域ブランディングを推進しています。アート関連事業や、伝統芸能のサポートなど、芸術文化活動への積極的な支援が評価され、日本の法人格では初めて「モンブラン国際文化賞」を2018年に受賞しました。


社名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設立:1950年10月
URL:https://www.terrada.co.jp

【本プロジェクトに関するお問い合わせ先】
寺田倉庫 事業開発グループ アートプロジェクト推進室 E-MAIL:artpj@terrada.co.jp 

本記事に関するお問い合わせ:寺田倉庫株式会社

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