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プロダクト2021.04.17

審査委員長 深澤直人からのメッセージを公開!広島発のデザインを世界へ「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021」デザインパートナー募集

東京
株式会社ロフトワーク
株式会社ロフトワークは、広島県とともに県内事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクト「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021」を始動。2021年4月12日からは、参加事業者のお題に対し、共に新たなものづくりに挑戦するデザインパートナーを募集します。

 

本プロジェクトのテーマは「街なかをピースにするデザイン」。原爆の投下により、壊滅的な状況から復興を成し遂げた平和拠点として世界中から認知される広島県は、これからも平和に貢献していく使命があると考えています。広島のデザインについて考えていくうえでも「平和」というキーワードは不可欠な要素「piece ( ピース)」ととらえ、テーマの中心に「Peace(平和)」を据え、世界に発信できる街なかの空間や設置物等の開発に挑みます。


審査員長にデザイナーの深澤直人、審査員には建築家の谷尻誠と吉田愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE)、編集者の柴田隆寛が参加。デザインパートナー募集に先駆け、審査員長から参加事業者やクリエイターに向けたメッセージを公開、プロジェクトに取り組む上で大切な二つのポイントと姿勢について語りかけています。メッセージとエントリー詳細は、ロフトワークの運営する共創プラットフォームAWRD よりご確認いただけます。
詳細は以下URL をご覧ください。

 

公式ウェブサイト:https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021


※本プロジェクトは広島県が進めているデザインプロモーション事業の一環として実施されます。

  • HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021

■募集期間:2021年4月12日(月)~5月30日(日)

■デザインパートナー募集テーマ:「街なかをピースにするデザイン」

■応募資格:
・2021年9月までプロジェクトに参加できること
※原則本プロジェクトへの参加を途中で辞退することはできません
・本プロジェクトに関して事業者との協業の意志があること
以下は不問
・個人またはグループは問わない
・年齢・性別・国籍は問わない
・学生、会社員、自営業などステータスは問わない
■提出物
1. アイデアシート
2. ポートフォリオまたは実績のわかる資料
3. 応募フォーム入力情報
※応募にはAWRD のユーザー登録(無料)が必要です。提出物を用意の上、応募フォームより応募してください。
■応募費用:無料

■公式ウェブサイト:https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021

主催:広島県 運営:ロフトワーク パートナー:AWRD

 

  • 事業者プレゼンテーションイベント(オンライン)

事業者とクリエイターが集うイベントをオンラインで開催します。事業者側からお題の紹介と本プロジェクトへの想いを直接語ってもらうことで、クリエイターのインスピレーションやモチベーションにつなげます。また「広島のデザインとは何か」について考える場でもあります

■日程:4月22日(木)17:00〜19:00
■申し込みはこちら: https://meetup-hdc2021.peatix.com/

 

  • 審査委員長メッセージ

審査員長:深澤直人 デザイナー

ピースという言葉から「平和」をイメージする人は多いと思います。広島から発せられるピースとなればなおさら平和や反戦といったイメージが強いかもしれません。しかし今回のデザインのテーマは「『街なか』をピースにするデザイン」ですからむしろ「デザインで住みやすく美しい街を作りましょうよ」という広島県からのメッセージにも聞こえてきます。

デザインという言葉も昨今では曖昧でポジティブな捉えられ方だけではなくネガティブに捉える人も少なくありません。自然の中にデザインされた人工物が置かれたりすると「何もしないでそのままがいいのに」とデザインされたものに眉をひそめる人も少なくありません。
この、広島の試みに賛同し参加していただく事業者やデザイナーの皆さんには、まずデザインありきからスタートせず、いい街にとって何が必要で何が不要なものか、から考えていただければよいのではないでしょうか。この街で営まれる生活の中で何が魅力的なモノ・ゴトで、何に人は違和感を感じているかを考えることからはじめてほしいと願っています。

「街なか」を考える上で大切なことが二つあると思います。一つは各々が創造したもの(建物や公共物を含む)双方がコンフリクト(対立)を起こしてしまうこと。よかれと思って作ったもの同士が対立して全体の調和を乱してしまうということです。もう一つは街や社会はインティグレート(統合)されたものでなければならないということです。全体(環境)から生活の部分を考える謙虚な姿勢が必要となります。「街なかの平和」にとって何が最適解かを導き出すことが今回のプロジェクトの鍵だと思います。人は美しい方に向かって歩んでいく感性を持った動物だと思います。無意識に感じている幸せとは何かを自覚してこのプロジェクトに取り組んでほしいと思います。

 

  • 参加事業者紹介

「街なかをピースにするデザイン」に挑戦する、7事業者を紹介します。詳細は以下URL をご覧ください。
参加事業者詳細:https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021/tab/introduction

1. カミハチキテル-HEART OF HIROSHIMA-

お題
空きスペースを活用する商業空間のデザイン
ピースにしたい対象物
商店街のぽっかり空いた壁面を変身させる店舗什器






2. 株式会社コンパス

お題
蚤の市を象徴するテントのリデザイン
ピースにしたい対象物
屋外イベントで使用可能なモバイルテント

 






3. 株式会社スマートコムシティひろしま

お題
広島を元気にするデジタルサイネージのデザイン
ピースにしたい対象物
広島中心部にある最大18台のデジタルサイネージ

 

 

 

 


4. 株式会社ダイクレ

お題
人が立ち止まりたくなる水辺のデザイン
ピースにしたい対象物
橋や川沿い、海沿いに設置される人用の横断防止柵

 






5. 株式会社ディーネット

お題
多目的防水ボックスのデザイン
ピースにしたい対象物
豪雨等災害時の浸水被害を抑える防水ボックス









6. 広島電鉄株式会社

お題
親子で一緒に楽しめる多目的遊具のデザイン
ピースにしたい対象物
芝生広場に設置する、使い方がひとつに限らない遊具






7. RiverDo! 基町川辺コンソーシアム

お題
川を眺める時間のデザイン
ピースにしたい対象物
街なかを流れる川をただ眺める、そんな時間に寄り添えるようなチェア

  • スケジュール(予定)※スケジュールは変更になる可能性があります。
デザインパートナー募集:2021年4月12日(月)~ 5月30日(日)
事業者プレゼンテーション(オンライン):2021年4月22日(木)17:00~19:00(事業者×クリエイター)
審査結果:2021 年6月14日(月)
合同ワークショップ:2021年6月22日(火)~ 6月23日(水)の2日間(会場:イノベーション・ハブ・ひろしまCamps)
開発・実装期間:2021年6月中旬~8 月下旬
発表・報告会:2021年8月下旬~9月上旬頃を予定
  • 審査員およびアドバイザー(敬称略)

審査員長:深澤直人 デザイナー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1956 年山梨県生まれ。セイコーエプソン、ID Two ( 現IDEO サンフランシスコ)、IDEO 東京オフィス立ち上げ
を経て、2003 年にNAOTO FUKASAWA DESIGN を設立。人の想いを可視化する静かで力のあるデザインや
思想に定評があり、国際的な企業のデザインを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリア、建築に至る
まで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超え
て高い評価を得ている。英国王室芸術協会の称号を授与されるなど受賞歴多数。2018 年、「イサム・ノグチ賞」
を受賞。多摩美術大学教授。多摩美術大学理事。日本民藝館館長。

谷尻誠、吉田愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅、商業空間、会場構成、ランドスケープ、プロダクト、インスタレーションなど、仕事の範囲は多岐にわたる。広島・東京の2ヵ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設など国内外合わせ多数のプロジェクトが進行中。これまで手がけた作品は住宅だけでも100 棟を超え、2010 年ミラノサローネでの光のイスタレーション〈Luceste : TOSHIBA LED LIGHTING〉や〈まちの保育園〉などの公共施設、海運倉庫を改修した複合施設 ONOMICHI U2 をオープンさせるなど地域と人の関わりをつくる仕事なども手がける。

 

柴田隆寛(編集者)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1974 年兵庫県生まれ、東京育ち。学習院大学経済学部経済学科卒業。ぶんか社『Asayan』、講談社
『HUGE』等の編集を経て、マガジンハウス『アンドプレミアム』のエグゼクティブレクターに就任。創刊から約3
年半 にわたり同職を務める。2015 年に編集事務所「Kichi」を設立。紙・ウェブ・広告・ブランディング・イベ
ントのディレクションなど、ジャンルやメディアに縛られず「広義の編集」を実践中。主な編著書に『TOOLS 2019』『柚木沙弥郎 92 年分の色とかたち』『リサ・ラーソン作品集』などがある。クリエイティブコミュニティ「MOUNTAIN MORNING」のメンバーとしても活動している。

 

  • 主催

広島県

広島県デザインプロモーション事業について

広島県デザインプロモーション事業は、広島の企業や行政等様々な主体が「デザイン」を活用することで、デザインの仕事などに関わる人材の活躍の場や魅力的な都市環境を創出する事業です。人口減少や産業構造の変化のなかで、広島が現在の経済規模を維持していくためには、イノベーションによる成長が不可欠であり、広島の都市がイノベーションの原動力となる創造的な人材、中でもイノベーションに効果的と言われる「デザイン」に関わる人材を惹きつけていくことが求められています。本事業をとおして、県内におけるデザインを活用した 成功事例を生み出し、県内の様々な主体のデザインへの関心を高め、その活用を促すとともに県内外の多くの人が広島のデザインへ関心を持つよう取り組みます。

 

  • 運営

株式会社ロフトワーク

オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニー。グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材メーカーとクリエイターの共創を支援しイノベーションを生み出すグローバルプラットフォーム「MTRL(マテリアル)」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD(アワード)」を運営。世界中のクリエイターコミュニティと共創することで、幅広いクリエイティブサービスを提供します。
https://loftwork.com/

  • パートナー

AWRD

AWRD は、株式会社ロフトワークが運営する、クリエイティブなコンペティションやハッカソンを世の中に届けるプラットフォームです。プロジェクトを通して「主催者」と「クリエイター」をつなぎ、多彩なクリエイティブ・アワードや共創プロジェクトを展開します。
https://awrd.com/

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、リリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

本記事に関するお問い合わせ:株式会社ロフトワーク

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