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WEB・モバイル2020.05.10

おうち時間のお供に!外国人監督が創った日本映画「KUBO」

東京
WEBクリエイター
日本文化×デザインあれこれ
いのうえ

緊急事態宣言を受け、おうち時間が増えた方が殆どですが、どのようにお過ごしでしょうか。

今日は、「KUBO /二本の弦の秘密」というアニメーション作品をご紹介します。
第89回アカデミー賞にノミネートした作品で、古き良き日本が舞台となっています。
スタジオライカによる圧倒的な技術力と日本文化の魅力に浸ってみては如何でしょうか!

外国人監督が描いた日本

この作品の監督、トラヴィス・ナイトは大の日本マニアとして知られています。
KUBOを見ればそのマニアぶりは一目瞭然で、日本人より詳しいのではないかと思えるほどです。
リスペクトと愛が繊細な作品の随所に見られます。

例えば、クボの眼帯は伊達政宗や柳生十兵衛への敬意を示しています。
更には折り紙が重要なアイテムとして登場しますが、他にも灯篭流し、雪女、三種の神器などが取り入れられています。

外国人監督ですよ?柳生十兵衛と三種の神器を取り入れる発想できますか??
「サムライ」「ハラキリ」「ニンジャ」のレベルでは無い事が伝わると幸いです。
あらゆる「日本」を徹底的にリサーチし、ストーリーになじませているのです。
他にもまだまだ日本的要素が散りばめられているので、是非確認してみてください。

途方もない制作時間

KUBOはストップモーションアニメなのですが、主人公クボの人形だけで30体、表情の数は4800万通りあるそうです。
アナログとデジタルを組み合わせて制作されているのですが、一週間で制作される尺はどのくらいだと思いますか?

なんと平均3.31秒!

3秒の為に一週間を費やして創られた作品なのです。
これだけの技術と時間を費やされている事に加え、「わびさび」の世界観なのが堪らなく「推せる」のです。
クボのひた向きさやもの悲しさ、キャラクター同士の精神的な繋がりを感じ取る事ができる作品です。

クボと両親の関係が軸になっているので、ご家族で観るのもおススメ。

最後に

このような作品を通じて、改めて日本文化に想いを馳せるきっかけになればと思います。
外国人監督が描いた日本作品はまだまだありますので、探してみるのも面白いかもしれませんよ!

KUBO /二本の弦の秘密公式サイト
https://gaga.ne.jp/kubo/

プロフィール
WEBクリエイター
いのうえ
WEBクリエイター(デザイン/コーディング) サイトリニューアル、デザインの他、企業系大規模サイト制作・運営などに携わる。fellowsでのセミナー講師経験もあり。 ここでは個人的に情報収集・発信している日本文化とデザインについて紹介していきます。

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