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作品制作に妥協はしない。 志の高い集団で、No1をめざす。

東京
株式会社東京No.1 代表取締役 福和敏氏
 
今回ご紹介するのは、株式会社東京No.1です。テレビ番組やビデオソフトなどの映像制作を手がけているという同社ですが、現在はその中でも特にPV(プロモーションビデオ)などのミュージックビデオ制作を中心にしているとのこと。近年では動画サイトなどでも目にする機会が増えたミュージックビデオの制作の裏側には、どんなノウハウや想いが詰まっているのでしょうか。代表取締役の福和敏さんにお話をうかがってみました。

妥協しないモノ作りのために誕生した集団「東京No.1」

株式会社東京No.1を設立された経緯をお教えください。

会社を設立した一番の理由は、「自分の納得いくものを作りたかったから」ということになるかと思います。 私はもともと別の映像制作会社に所属しており、当時からミュージックビデオの制作を多く任されていました。でも、会社の一員として映像を作っていると、どうしても予算の話が先に来てしまう。内容やクオリティよりも、「なるべく安く」とか「できるだけ時間や労力を使わないように」という話が優先されてしまうんです。ですが私はクオリティについてはどうしても妥協できない性格で、予算やクオリティを言い訳にして質の低い物を作るのは嫌だったんです。とはいえ社員の立場では予算を自由にはできない・・・ということで、やはり独立するしかないという結論に至りました。

社員時代と同じくミュージックビデオの専門家として会社を立ち上げられたのですか?

いえ、正直なところ、当時の私はミュージックビデオに未来はないと思っていました(笑)。 と言うのも、会社を辞めた当時はミュージックビデオ制作の予算がどんどん削られていて、同業者たちからも、「こんな予算じゃいいものなんて作れないよ」という声がよく聞かれていたものですから。一度MVを離れようとweb映像の制作会社に在籍したのですが、ミュージックビデオの仕事の依頼が絶えず、ほとんどwebの仕事はしていませんでした。

だったら会社を作ろう。ミュージックビデオでもう一度勝負してみようと思い 設立に至ったわけです。他に選択肢はなかったですね。

そんな状況でしたから、私もミュージックビデオだけにこだわるつもりはなく、映像制作ならなんでもやろう、というつもりでいました。ですが、実際に会社を始めてみると、なぜか私のところにはミュージックビデオ制作の依頼ばかりが舞い込んでくる。そうして依頼の数々をこなしているうちに考えが変わり、「ミュージックビデオにも将来性はあるのかな?」と思うようになりました。

ちなみに、現在では東京No.1もミュージックビデオ制作ばかりではなく、Webサイトやイベントの企画も手掛けています。ですが、現在も経営を支えてくれたのはやはりミュージックビデオ制作ですね。

設立当初から依頼が多かったということは、御社は順調な滑り出しだったのですね。

依頼自体は多かったですね。でも、当初は経営の方はなかなか大変でした。と言いますのも、先ほど言ったように私は予算と労力を惜しまずに使うタイプでしたから(笑)。

たとえばロケ地を決めるにしても、諦めの早いスタッフは、「いろいろ探したけど、ここしかありませんでした」というように消去法で報告してくるわけです。でも私は、「『ここしかない』じゃダメでしょ? もっと時間も足も使って、『ここがベストだ!』と言えるところを探さないと」と却下してしまうわけです。そんなことを繰り返していると、お金も時間も、いくらあっても足りませんよね。

映像というものは、お金をかければいいものができるというほど単純ではありません。でも、やっぱりいいものを作るためにはお金も必要なんです。私は映像を作る時、利益率はあまり考えずに内容に集中してしまうタイプなので、案件の数のわりには会社に残るお金は僅かでした。むしろお客様の方から、「本当にこの予算で作れるの? 福さん、大丈夫?」なんて心配されてしまうこともありましたよ(笑)。ようやく会社が安定してきたかな、と思えるようになったのは、本当にここ1、2年のことだと思います。 お金とクリエイティブの間での葛藤というのは今でも続いていますが、今の弊社はなかなか良いバランスで運営されているのではないでしょうか。

信頼感と緊張感にあふれたプロ同士の関係

実際に映像を作られる時には、アーティストの方々とも打ち合わせをするのですか?

はい。アーティストと直に話をして、わりと少人数で迅速に内容を決めていきます。このあたりは、CM映像の制作とは大きく違いますね。

CMの場合は、我々制作会社とクライアントの間に広告代理店が必ず入ります。でも、ミュージックビデオ制作の場合、クライアント(アーティスト)自身の生の声を聞いて制作することがほとんどですね。少人数で方向性を決める分、良い意味でノリが軽いといいますか、「じゃ、それ、試してみる?」という感じで、今までのセオリーにない手法にもチャレンジしやすいんです。それだけに新しい機材や技術に触れられる機会も多く、常に新鮮な驚きが味わえる仕事だと思います。

ただし私はコンセプトにはこだわる性格ですので、たとえアーティスト本人の提案であっても、良くないと思ったらどんどん言い返してしまいますが(笑)。 それはあくまで良い物を作るための議論であって、決してお互いが嫌いなわけじゃありませんからね。そのあたりはプロ同士、緊張感と信頼感のある関係を築けていると思いますよ。

「志の高い集団」で東京での一番を目指す

東京No.1という個性的な社名の由来もお教え願えますか?

これはもうシンプルに、東京で一番になりたかったからです(笑)。と言っても、別に私の力だけで一番になるのではなく、「志の高い集団を作って、みんなで一番になろう」という誓いを込めての社名です。 東京というのはすごいところですから、天才はいっぱいいます。 個人の力では到底太刀打ちできない。だったら志の高い集団を作って 戦おう、というのが私の結論でした。

その「志の高さ」を保つ上で最も重要なポイントはなんでしょうか?

やはり、仕事を楽しむことが一番だと思っています。 ですから私の今の目標は、あらためて「仕事の楽しさ」をスタッフたちに伝えることですね。クオリティの高い仕事を続けるためには、自分たちが仕事を好きになることが一番だと思いますので。

私たちは常に質の高い仕事を続けるように心がけてはいますが、常に自問自答も繰り返しているんですよ。「本当に妥協せずに仕事ができているか?」「設立当初と比べて、惰性で動いてしまっているところはないか?」といった風にです。そうしないと、どこかで初心を忘れてしまいそうですからね。

その対策の一環として、東京No.1は今年、3人の新規スタッフを迎え入れています。実を言うと弊社の人員は現在の体制でも十分なのですが、未来への投資だと考えて新人を雇用しました。 それに人間には、「教えることで育つ」という面もありますからね。新人を指導することで、現在のスタッフたちもさらに成長してくれるのではないかと期待しています。

私は現在30代後半なのですが、そろそろ一人で突っ走るばかりではなく、自分の得てきたノウハウや想いを次の人たちに渡していかなければいけないと考えています。 突き詰めれば、人や組織の役割は「人の役に立つこと」だというのが私の持論です。これからも東京のNo.1の志の高さを維持することで、人や社会の役に立てる仕事を続けていきたいですね。

株式会社 東京No.1

  • 代表取締役 :福和敏
  • 事業内容: ビデオソフト、テレビ番組、ラジオ番組、コマーシャルフィルム、映画、音楽ソフト、コンピューターソフトウェアなどの企画・制作 各種イベントの企画・制作・運営 Webサイトの企画・制作
  • 所在地:〒107-0062 東京都港区南青山4-13-16トミタハウス101
  • URL:http://tokyo-no1.net/
  • 問い合わせメール:上記HP「FAQ・RECRUIT」ボタンより
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