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STORY風雲会社伝

あえて軽薄な言葉を使えば BCCKSは「本づくりごっこ」ができる場

東京
株式会社BCCKS(ブックス) 代表取締役 山本祐子氏
 
サイトの自己紹介文には、「BCCKSは、雑誌や書籍、絵本や写真集、日記などの本(ブック)が作れるサービスです。私たちはwebの上に『もうひとつの本の形=BCCKS』を提案します。」とある。説明を補足するなら、とても簡単に、綺麗に、本を編集する感覚、作品を発表する感覚で開設できるブログとも言える。 とにかく――文章で説明するのは、とても難しい。なので、実際にBCCKSを訪れ、読んだり、つくったりしてみることをお勧めします。訪問者それぞれに、いろんなところにあるはずの琴線のどこかに触れて、「病みつき」な愛好者になる可能性大。実際、昨年2月の開設からたった1年で、かなり多くの、いろんなタイプの愛好者が生まれているようです。 「表現したいと考える人は必ずいるので、その欲求に応えるサービスを提供したいのです」とおっしゃる、株式会社ブックス代表取締役/山本祐子さんにお話を伺いました。

4月20日より公募開始。 ナイキジャパン主催イベント- 『NIKExME Design Contest』開催。

いきなりビッグイベントの紹介から始まる、当シリーズとしては希有な記事パターンです(笑)。詳細のご説明をお願いします。(概要は、<緊急告知>を参照)

主要パーツごとにカラー別注が可能なため約500万通り以上のバリエーションがある上、アッパーサイドにはパーソナル iD の刺繍タグをデザインできることで人気の『NIKE iD』とBCCKSのシステムを使って開催されるデザインコンテストです。 期間中、専用サイトで、実際の購入と同様に色の組み合わせなどを行ってシューズをカスタマイズし、それをダウンロードして応募者が創作した背景とマッチングさせてブックスサイトに応募してもらいます。その作品を審査員が審査し、大賞などの各賞を決めていきます。

グラフィカルな編集が簡易にできる、BCCKSサイトが上手に生きるイベントのようですね。

すでに昨年、「写真集公募」の企画が成功裏に終わり、BCCKSの公募イベントはかなり注目していただけました。その評価もあって、この4月以降は、『NIKEiDxME Design Contest』以外にもさまざまな公募イベントが予定されています。みなさん、お楽しみにしていただければと思います。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのCCマーク取得を推奨しており、 すべての画像に「誰がオリジナルの創作者か」わかるよう リンクを貼るルールになっています。

では、基本的な質問に移ります。このユニークなサイトは、どんな経緯で生まれたのですか?

企画自体は2年前には持ち上がっていました。簡潔に言えば、ブログには発信者の「自分らしさ」を表現する可能性が足りない。そこを補って、発信者がもっと個性的な情報発信のできる場を提供しようと考えたのが、企画の発端です。発信者の作品のアーカイブが簡単につくれるような入れ物をめざし、「紙媒体のプロがウェブ上で創作したらこうなる」を誰でもできる環境を、専用ツールを提供して提示したのがBCCKSということになります。

利用者への課金は?

していません。すべて、無料のサービスです。その代わり、発表する本(ブック)には8Pに1Pの割合で広告が入るルールになっています。

利用者の傾向は?

現状、20~30代がメインです。次いで40~50代が多いのですが、この層の利用者が意外にマメに更新されるのが運用してみてわかった意外な事実(笑)。

利用者の制作姿勢から、著作権や肖像権の侵害が問題になるリスクはありませんか?

細心の注意を払っています。たとえば利用者が写真やイラストをアップする際には、何度も繰り返し注意を促すシステムとしています。ビジュアルに関しては創造的な作品に柔軟な著作権を定義するライセンスシステムを提供するNPO法人/クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(http://www.creativecommons.jp/)のCCマーク取得を推奨しており、すべての画像に「誰がオリジナルの創作者か」わかるようリンクを貼るルールになっています。

表現したい人、必ずいる。いなくならない。 それは、とても素敵なことだと思います。

戦略として、既存のブロガーを取り込もうとしている?

ブログとは、むしろ共存共栄したいし、できると考えています。事実、ブログは維持しつつ、さらに詳細なこだわりをテーマにした作品はBCCKSにアップし、「こちらで発表作品がご覧になれます」とブログに広報する上手な使い方を実践するブロガーも生まれています。 私たちは、表現の「見せ方の選択肢」のひとつを提供している。それを、利用者が選択していただければいいのだと考えています。 約1年運営してきた結果として、BCCKSには「表現に関して意識の高い層」が利用者として集まってくれている。それはとても喜ばしいことで、その意味で、私たちの方針は間違っていなかったのだと思っています。

既存の出版業界とは――競合関係にあるのですか?

私たちに、そのような意識はありません。ですが、出版業界側からそのような拒絶反応があるかもしれないとは覚悟していたりするのですが、結果として、現状は、とても良い関係が築かれつつあると言えます。出版のプロの中の意識の高い方々の多くが、BCCKSの可能性について「面白がって」くださっていることに安堵しています(笑)。 紙媒体の良さとWEBの気軽さが上手に融合した、新しい媒体になりつつあるなと感じています。

BCCKSの今後の展望、将来像について、お聞かせください。

あえて軽薄な言葉を使えば、BCCKSは「本づくりごっこ」ができる場ととらえていただければ嬉しいです。 実は、ここまで約1年運営して痛感するのは、いかに簡易なツールを用意しても、つきつめれば本をつくる作業は簡単ではないこと(笑)。出版のプロの凄さをあらためて感じるのは私たち運営サイドも、利用者も同様のはずです。ですが、だからこそ、入り口は軽い気持ちでいいし、できあがるものは玉石混淆でいいというのがBCCKSの考え。全員とは言いませんが、やっているうちにできるようになることも多いはずですから。 表現したい人は、必ずいる。いなくならない。それは、とても素敵なことだと思います。表現したい人がいる限り、そのような人々の欲求に沿ったサービスを提供することには意義があるのだと信じています。

≪緊急告知≫ キミのデザインが走り出す! 『NIKEiDxME Design Contest』開催 http://nikeid.bccks.jp
NIKEiDによるデザインコンテストが開催されます。 NIKEiDは、世界で1足、自分だけのオリジナルシューズをカスタマイズできるサービスで 「ONLY ONE」をテーマに独創的なイメージを募集します。 NIKEiDをモチーフに刺激的なアートワークをデザインしてください。 応募期間中よりノミネート作品はキャンペーンの紹介としてBCCKSで掲載されます。
    • 応募期間
      • 2009年4月15日~2009年6月15日
    • 審査発表
      • 2009年7月3日
    • 審査員
        宇川直宏/五木田智央/Chim↑Pom/東野翠れん/ファンタジスタ歌磨呂
        特別審査員 : 藤原ヒロシ/宇野薫/(株)ナイキジャパン
      • 大賞【1名】
        • NIKEiDスタジオに展示、国内最寄のNIKEiDスタジオに招待
        • NIKE Dunk High Premium iD(NIKEiDスタジオ限定商品) ほか
      • 審査員賞【5名】
      • ユーザー賞【1名】
        • NIKEiDギフトカード ほか
 

株式会社BCCKS(ブックス)英名:BCCKS Inc.

  • 代表取締役:山本祐子
  • 事業内容:
    • ウェブサービス「BCCKS」の企画運営
    • 「BCCKS」におけるツール及びコンテンツの作成
    • インターネットを中心としたメディア関連サービス事業の開発
  • 設立:2007年7月9日
  • 資本金:4500万円
  • 主要メンバー:
    • BCCKSコンセプトプランニング 松本 弦人
    • チーフストラテジーオフィサー/取締役 安藤 摂
    • チーフインフォメーションオフィサー/取締役 竹中 直純
    • チーフテクニカルオフィサー/取締役 鈴木 敦
    • チーフクリエイティブオフィサー 松本 弦人
    • チーフコンテンツディレクター 伊藤 ガビン
    • スーパーバイザー 中島 敏子
  • 所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎1-5-5
  • TEL:03-3440-7478
  • FAX:03-5791-9802
  • URL:http://bccks.jp/
  • 問い合わせメール:HP「お問い合わせ」より
  • 関連会社:
    • 株式会社ディジティミニミ
    • 有限会社ジャムズワークス
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