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グローバル社会だからこそ輝く 人のハートをつかむサービスを

大阪
株式会社アル・コネクションプロダクツ 代表取締役 中西理翔氏
大阪の株式会社アル・コネクションプロダクツは、海外を視野に入れたさまざまな事業をITビジネス中心に展開するベンチャー企業です。世界中から日本を訪れるインバウンド(訪日旅行者)が増える中、海外の消費者に日本の魅力を伝えるWebサービスやアジア諸国でのFC(フランチャイズ)サポート事業など、グローバル社会にふさわしいビジネスの形を精鋭のスタッフで追求しています。同社代表取締役の中西理翔(なかにし りか)氏に、グローバルな事業展開やこれからWebの仕事を始めようとする人へのアドバイスなど伺いました。

割烹料理店の女将がビジネスの原点

まず起業するまで、どのような道のりがあったのか教えていただけますか。

実は、アル・コネクションプロダクツは、私にとって2度目の起業になります。大学を卒業後、OL時代を経て、夢だった割烹料理店を開いて1年ちょっと女将をやっていました。自分の考えたサービスを形にするというビジネスの面白さを知った原点だったといえるかもしれません。

この割烹のお店を始めるにあたり、3年ほどの準備期間があり、その間はアルバイトなどでたくさんの職種を経験しました。中でもイギリス人が社長を勤めていた翻訳会社での経験が、現在のIT事業への入口になっていると思います。 その翻訳会社では翻訳以外の仕事すべてを任され、当時、ようやく日本に上陸したばかりのDTPソフトやデータベースを使って仕事をしていました。パソコンも普及していない時代で、英語のマニュアルしかなく、自分で調べて操作方法を覚えていきました。

なぜ、その翻訳会社で働くことにしたのですか?

語学が好きだったので翻訳会社で働けば英語が上達するかもしれないと思って。 当時の私は海外青年協力隊に入り外国で暮らしてみたいと考えていて、友人も海外志向の方が多くいました。 OL時代は朝7時にフランス語教室に通う自己投資型人間で、興味のあることはとにかく一度やってみないと納得できない性分でした。それはビジネスに対する今の自分の姿勢にもつながっていると感じます。

そこでITに目覚めて、アル・コネクションプロダクツを起業されたのですね。

はい、創業時には、結婚と長女の出産がほぼ同時期に重なりました。当初は主人の仕事を手伝うだけのつもりで、映像のデジタル編集、3D映像の制作を手掛ける個人事務所でした。後に法人化する際に、私が社長を引き受けることになりました。 会社は今年の9月で22期目を迎えます。インターネット関連の業務へとシフトしていったのは、まだ黎明期といえる1997年頃でした。

末永い信頼を築くためのコンサルティング

Webサイト制作ではコンサルティング業務にも力を入れていると聞きました。

Webサイトはお客様が利益を上げるための手段といえますので、サイト制作だけでなくネット広告、およびそれらのコンサルティングについても、お客様の立場で考えて誠実に取り組むことを信条にしています。 そのためにはコンバージョン(成果)を追求することが第一です。例えば1,000人に広告を打った場合、何人がリーチして何人が成約したかという結果を確かめ、常に最適化を図っていきます。 こういったノウハウは、お客様と共有することを大事にしています。 当社ではお客様にはノウハウをすべて提供するというスタンスで、末永い信頼関係を築くように努めています。

海外向け事業を積極的に行っていらっしゃいますね。

ここ数年、インバウンド市場が熱気を帯びています。英語、中国語、韓国語など多言語でサイトを作成し日本の商品やインバウンド、アウトバウンドともに対応できる『多言語ウェブできーる』という海外向けウェブサイト制作サービスを公開しています。お問い合わせをたくさんいただくなど関心の高まりを実感しています。

また、今後はアジア諸国でのFC起業やFC本部設立などをサポートする事業を『フランチャイズステーション』(http://www.fcstation.com/) をベースに力を入れて参ります。海外でFC事業を行いたいという日本の企業さま向けのサービスです。またアジア諸国の企業さまには、良質な日本のFCシステムをどんどんご紹介して参ります。 東南アジアは魅力的なFC市場といえますが、それぞれの環境にあわせたカスタマイズが必要です。シンガポール、タイ、中国にはすで人脈があり、今後はミャンマー、カンボジア、マレーシアにも広げていきたいと考えています。現在、海外でもSNSは普及しており、これを有効活用することで人とつながることが容易になっています。アジアのFC市場では今、とても活発な動きがあります。

さらに、シナジー効果を狙いグローバル求人および求職を扱う人材紹介事業として別会社のGlobal Partners株式会社を立ち上げ、国内の外資系や国外で働きたいという個人や、海外から優秀な人材を確保したいという企業のニーズに応えています。 このようにWeb&フランチャイズ+Global 人材が、当社を支える重要な3本柱となっています。

センス、ノウハウが問われる時代に

Web業界で今、気になっていることはありますか。

Webの仕事に限りませんが、今後、自動化の波が押し寄せてくることが危惧されていて、様々な仕事が人工知能によりタスク化すると言われています。単純作業から高度なレベルの仕事まで、大部分はロボットに代わると予想され、そういった状況で、どうすれば生き残っていけるのかということに深い関心があります。

生き残っていくために何が重要とお考えですか?

重要なのは人それぞれが持つ個性、センスだったり、ノウハウだったり、真面目さであったり。それと、新しいことに挑戦していく姿勢も大事だと思っています。まずは、自分たちが自動化の流れに追いついていかなければなりません。 反面、私は自分の仕事をサービス業だと思っているのですが、自動化して効率を図ることばかりに気を取られて、サービスの質をないがしろにしないように心がけていきたいですね。人の気持ちは自動化しません。大事なことは変わらないので、それを忘れずにいたいなと思います。 あえてアナログな発想を見直し、そこに立ち返り自ら体験して、見えるものや触れるもの、感じるものを大事にしたいと思います。

自動化の流れの中、これからWebの仕事を始めようとする人へのアドバイスはありますか。

これは自戒を込めてですが、まず1つ目は、「本を読むこと」です。ビル・ゲイツのような賢人と呼ばれる人たちは読書量が膨大だといわれています。私たちのような凡人にとって読書は自己投資です。もし人と差別化したいのであったら本を読んだ方がよいと思います。 2つ目が、「手で文字を書くこと」です。手書きで綴っていた昔の小説家の文章は語彙も豊富で、聡明であると感じます。今、日本語でも、英語でも、幼稚で愚かな言葉に変化してきている傾向がどこの国にも同様にあるようです。それは手書きの機会が減って言葉を忘れていくためだと思います。だから、手で文字を書いて漢字を忘れないようにしようということです。 3つ目は、「人と会うこと」です。Webの仕事だからこそたくさんの人に会って、コミュニケーション能力を養うべきだと思います。オンラインでは、伝わらないものがあります。直接会ってこそ伝わるもの、感じるものがあるのです。 そして最後に、「英語がヘタでもコミュニケーションすること」です。最低でも英語は必要です。外資系企業はもちろん、日本企業でも英語力が求められる企業が増えており、企業で働く人材が多様化してきています。今後さらに働く人の多様化が進むことが予想されますので、英語をはじめとした多言語に対応できるように語学はじめ他国の文化や風習、ビジネスマナーを学び研鑽することを習慣化すべきだと思います。

仕事の縁はいつも必然で出会う

株式会社アル・コネクションプロダクツ

社名の由来と意味を教えてください。

“アル"はドイツ語で「すべて」を、 “コネクション"は英語で「縁」を意味します。この2つの言葉を合わせて「すべての縁を大切にする」という意味を込めています。もともと私は人と会うことが好きですが、仕事に関しては必然的な「縁」があると思っています。 出会いは早過ぎても遅くても駄目で、求められるときに必然で人と出会っているという実感があります。

取材日:2016年4月13日 ライター:長谷川隆

株式会社アル・コネクションプロダクツ

  • 代表者名(ふりがな): 代表取締役中西理翔(なかにし りか)
  • 設立年月: 1996年2月
  • 資 本 金: 1000万円
  • 事業内容: ウェブ関連事業、フランチャイズソリューション事業
  • 所在地: 大阪市中央区谷町6-6-7 8F
  • URL: http://alnw.co.jp/
  • お問い合わせ先: 06-6766-2350
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