できなくなったからこそ。

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

もう9月。

早いというか速いというか、今年は時間が溶けるようになくなっていく。

 

「この状況は年内いっぱい続くらしい」という声は、自粛ムードが始まった春くらいから聞こえていた。

「そんな」と思ってはいたものの、どうもそうなる可能性が高そうだ。年内いっぱいで終わればいいが、それも難しそうだ。

今年の夏はプールにも北海道の実家にも行ってないな、と寂しい気持ちになる。

 

ただ、良いこともあった。

夫が週の半分以上は在宅勤務になったことは非常に嬉しい。通勤時間がなく、仕事が終わればすぐに休めるというのも嬉しそうだ。

周りの友人達も仕事の仕方は似たような感じらしく、今後もリモートワーク中心の働き方は拡がっていくのだと思う。

 

今年はZOOMなどのツールが、「仕事で使う」だけでなく「友人達とのコミュニケーションとして」「授業を受けるためのものとして」など、普通の生活で当たり前に使うようになった印象を受ける。

 

ライブやイベント、お芝居などは劇場やライブハウスに人をあまり入れられなくなった分、配信という手段を使うようになった。

チケットの売り切れがない分、今後ますます様々なジャンルのイベントが気軽に楽しめるようになるのかもしれない。

 

人は何かができなくなると、諦めずに知恵を絞る。

今年を振り返るにはまだ早いが、「コロナがあったからこそ生まれたもの」がまだまだ出てきそうな気がする。

せっかくなので、楽しみたい。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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