紙とペンだけでできる頭の体操
新潟
コピーライター
4合わせDAYS
本望典子氏
おうち時間、お子さんと一緒にお過ごしの方も多いと思います。
スマホやタブレットも良いですが、
ときには紙とペンを使ったアナログの遊びも楽しいものです。
子どもの頃、友達とした遊びのひとつをご紹介しますね!
①まずは紙を6つ折りにします
(半分に折ってから3つ折りに。ここからすでに頭の体操)
②「いつ」「どこで」「だれと」「だれが」「何をして」「どうなった」
項目をそれぞれの行に書きます
③1人目「いつ」=過去でも未来でも、好きな年月日を記入
(行を折り返して見えないように次の人へ)
2人目「どこで」=好きな場所を記入
(折り返して見えないように…)
3人目「だれと」=好きな人物を記入
…以下、「どうなった」まで別の人に書いてもらいます。
④全部書き終わったら、紙を広げて短文の完成!
全部バラバラで訳が分からないお話になったり、
意外とつながっていてビックリしたり!?
ちょっとしたワードのチョイスで広がりが出るのであなどれません!
文章のキホンって、実はこれなんです。
例えば…
「いつ」=1912年
「どこで」=海の真ん中で
「だれと」=貧しい青年と
「だれが」=上流階級の娘が
「なにをして」=恋をして
「どうなった」=沈没した
…英国の豪華客船を舞台にしたあの映画のあらすじですね。
人々に感動を与えて涙を誘うストーリーも
元はシンプルな要素の組み合わせだったりします。
シナリオ制作に携わっている方はもちろん、
またマンガやアニメーション、動画の展開を考えるクリエイターの方にも
何かしらのヒントが得られる遊びです。
5W1Hにも近い要素があるので、結構何にでも活用できると思います。
ぜひ、アナログのコミュニケーションをきっかけに
頭の柔軟性を養ってみてくださいね。
プロフィール
コピーライター
本望典子氏
広告企画やコトバに携わって20ウン年。振り返れば、歌詞制作やラブレターの代筆、ダメ恋愛のエッセイまで担当する何でも屋に。デザイン専門学校の非常勤講師として学生たちの感性にもふれる毎日。心が動いたモノ・コトへ直球ストレートなB型オンナ。