秋晴れに祈る
晴れ渡る秋の一日。仕事で首都圏へ。
横浜の「馬車道(ばしゃみち)」駅での待ち合わせに
間違えて「馬車馬(ばしゃうま)」駅と言ったら
「働きすぎですよ」と爆笑されてしまったワタシです。
さて、横浜で用事を済ませて東京の予定までの空き時間は
代々木公園をぶらり。
ストリートミュージシャンが奏でる昭和の名曲にうるうる。
ロクでもない出来事が連続して起きた2020年
まさに人生の底を経験した今年、
助けてくれる優しい人たちに会えたことだけが救いでした。
雪だるま式に落ちていくこの流れをなんとか食い止めるべく、
人との出会いに感謝すべく、明治神宮を参拝することに。
参拝者でごった返す初詣の様子をテレビで見ていましたが
この日は、七五三の参拝がチラホラ。
上着も要らないほどの陽気に足どりも軽やかでした。
心身健全のご利益があるという
「やわらぎの鈴」を買いました。
とても綺麗な音で、気持ちがやわらぎます。
鈴の裏には「明治神宮」の角印プリント。
「心身の健全」って、すごく大事なこと。
若い頃はがむしゃらに働いて、友人たちとの時間も作って
“将来少し落ち着いたらこんなこともしたいなぁ”なんて漠然とした
夢や目標を思い描いていたものです。
でも当然だけど、若い頃の体力や精神力がずっと保証されているわけではありません。
時代の流れで常識が変わり、周辺の環境もガラリと変わる。
例え話として
若い男性が「定年したら趣味に没頭しよう」と
ミニチュアの組み立てセットをたくさん準備していました。
いざ定年になって時間ができた頃には、老眼で細かな手先の作業が困難になり
用意していたセットは全て売り払ってしまったと。
クリエイターの皆さんは、特に「今できる作品」に
心身を傾け、熱意を注いで欲しいと願わずにはいられません。
「今だからこそできること」
「あなたしかできないこと」がきっとあるはず。
夜の東京駅。美しい。
「神社の数」が全国第一位を誇る、新潟県に帰ります。
今年も残り約1ヵ月、健全な心身をキープできますように…。