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大手がやらない手間をかけて お客様の「欲しかった」を叶える

仙台
株式会社 時空間 代表取締役 髙橋 昌樹氏
株式会社時空間は、仙台に拠点を持つアクセサリーの通信販売会社。代表の髙橋 昌樹さんは、業界未経験であったのにも関わらず、独学でネットショップを立ち上げ、7つの店舗を運営するまでに会社を成長させました。震災によって半年ほど休業を余儀なくされた時期もありましたが、現在は名古屋にも支社を構え、2拠点体制に。 誰もが気軽にネットでモノを買う今この時代に、力強く邁進する時空間のこれまでとこれからを伺いました。

きっかけは趣味で立ち上げたネットショップ サラリーマンから経営者へと転身

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まずは創業のきっかけを教えていただけますか。

もともとは、サラリーマンとして、さまざまな業種で営業をしてきました。化粧品からお墓、住宅まで、いろいろ扱ってきたのですが、仕事とは全く別の趣味でネットショップを立ち上げました。2002年ごろです。全くの未経験でしたが、興味があったのでプライベートの時間で地道にコツコツとホームページを作りました。それから、ネットショップのオーナーが集まるセミナーや団体と関わりを持つようになって、今の会社の名古屋支社長である石黒氏と出会いました。石黒氏は、当時ジュエリーショップを経営していましたが、ネットショップでの販売は未経験でした。石黒氏は、私がサイトを作れることを知って「一緒にネットショップをやってみよう」ということになり、ジュエリーを扱うネットショップを立ち上げました。売り上げが、あっという間にサラリーマンの年収を超え、退職して会社を作ることになったんです。それがきっかけですね。

お勤めをされながらネットショップの運営とは、大変でしたね。

たしかにそうですね。仕事を終えてから梱包や発送作業をしていましたので、時間は足りなかったですね。ただ、寝ている時間にも売り上げが立っていくということが面白かったんです。私はずっと、対面でセールスすることを仕事にしてきましたから、昼夜を問わず売り上げが上がるということはとても興味深かったですね。ちなみに起業のきっかけとなったサイトは、今も運営していますよ。

それが、社名の由来となっているのですよね。

そうです。ネットショップの運営ならば時間も場所も選ばずに仕事ができる、これに喜びを感じまして、時空間という社名にしました。

成長の過程に起こった震災という大きな打撃

2008年の創業から、3年後に震災がありました。 影響はありましたか。

はい、大きな打撃を受けました。震災当時、ホワイトデー需要の繁忙期でしたから、事務所は注文を受けた発送予定の在庫でいっぱいだったんです。それが、震災によって配送会社も機能しなくなり、商品が全く発送できなくなったしまった。注文してくださったお客様は、サイトの運営会社が仙台にあることはご存知ありませんから、震災当日にも、注文が入ってきました。全てのお客様に、一件一件電話をかけて事情を説明し謝罪しました。お客様からは、労いと励ましのお言葉をいただき、本当に頭が下がりました。

休業を余儀なくされてしまったのですね。

そうです。本当にきつかったですね。 それまでの3年間の売り上げは前年度比150%で、成長していました。それが震災の影響を受けて、全く見通しが立たなくなったしまった。当時のスタッフには、頭を下げて休んでもらいました。厳しい状況でした。ただその中にも収穫があったとすれば、それは、発送の拠点が一つであることに相当のリスクがあると気づいたことです。東日本と西日本の2拠点体制にすることを決め、半年後に名古屋に支社を立ち上げ、再開することができました。

名古屋支社には、どのような機能をもたせたのでしょうか。

マーケティングと制作は仙台で行うことにして、名古屋は、配送センターの役割を担っています。受発注や梱包、発送、カスタマーサポートです。ですから、名古屋の方がスタッフも沢山います。拠点を2つにしたことで、機能を分割でき業務が円滑になりました。ただ、名古屋のスタッフにも創造的に仕事をして欲しいですから、企画や制作の業務も担ってもらうようにしています。新しい商品や企画はいつでも社員から提案してもらえるように、社内コンテストを実施しています。他ではやらない面白そうなことは何でもやろう、というのは弊社のポリシーでもあるので、社員にはアンテナを高く持っていて欲しいですね。

アクセサリーが、人と人との絆をつくる

ネットショップが溢れる今、御社の強みはなんでしょうか。

私たちは「他ではやらないことをやる」のが得意です。面倒で手間がかかることも進んでやります。例えば、リングの場合、普通は9号から15号までですが、弊社では1号刻みで、1号から30号まで準備があります。また、オプションで刻印を入れることもできますが、こうしたサービスをしているころは稀で、刻印の制限文字数も少ないのですが、弊社では、それより多くの文字数を入れることができます。そういったサービスで、他のサイトを見た後に、また、弊社のサイトに戻ってきてもらえるんです。それから、社員のアイデアは、いいと思ったらすぐ実行していますね。トライ&エラーを実践しています。

スタッフの方も楽しそうにお仕事されていますね。

ともに会社を育てていきたいと思ってくれる人と仕事がしたいですね。スタッフの成長やスキル向上のために教育制度を設け、未経験でも専門学校に通いながら仕事ができる環境を準備しています。クリエイティブに仕事をする楽しさを経験して欲しいですね。

最後に御社の今後の展望を教えていただけますか。

弊社は震災を経て、学び成長することができました。震災以前は、アクセサリーで人を元気にすることを目標の一つに掲げていましたが、今はアクセサリーが、人と人との絆となることを目指しています。近いうちに東京にもオフィスを構え、ブランディングの一環として実店舗を開くことを計画しています。また、海外からの注文も増えていますので、商品開発や取引でアジアやハワイの企業との関係を強めていく予定です。

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取材日:2015年11月18日 ライター : 影山祥子

企業名  株式会社 時空間(じくうかん)

  • 代表者名(よみがな): 代表取締役 髙橋 昌樹(たかはし まさき)
  • 設立年月: 2008年9月
  • 事業内容: 通信販売事業、ジュエリー・アクセサリー商品開発事業、就業支援事業、WEBコンサルティング事業、 SEO/SEM マーケティング事業
  • 所在地: 本社 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目6番19号 壱番館ビル2F-C2 名古屋支社 愛知県岩倉市中本町川添13-1 千代鶴ビル1F 3号室
  • URL: http://www.jikukan.co.jp/
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