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2020.10.30

手放す前に寝かせよう〜断捨離失敗談と捨てずにとっておいたモノの意外な使い道〜

北海道
校正
ささやかな日々の考えごとや思ったこと
こまこま

今年は巣ごもりもあり断捨離する人が増えたそうですが、ご多分に漏れず私もその一人です。

 

断舎離をして思い出すことがあります。

小学生の頃に母が私にナップサックを作ってくれたのですが、中高生くらいになってもう使わないと思い、捨ててしまったのです。
数日後に母が見つけてゴミ袋から取り出し、悲しい顔をしていました。
その悲しい表情を見て「捨ててはいけないものを捨ててしまった」という罪悪感がものすごく湧き上がり、半ば強引に母からナップサックを奪い取って自分の部屋に戻り、物入れにしまいました。
それ以来ナップサックは今でも大事に保存し、旅行時の着替え入れとして使っていますが、この思い出はちょっとしたトラウマ近く、思い出すたびに罪悪感で心が折れそうな時もあります。

 

この経験から、
・捨ててはいけないものをしっかり見定めなくてはいけない
・捨ててはいけないものの中には今はいらないと思っていても、いつかは使う日が来るかもしれないからちゃんととっておく
などを念頭において断捨離に取り組んでいます。

 

そんなやっちまった思い出もあるのですが、逆に取っておいて良かった〜と思えるものもいくつかあります。
中でも長い間使わずとっておいたものの、最近再び使うようになったお気に入りのモノたちのことを書き留めようと思います。

①元:絵本バッグ 今:ノートパソコンバッグ

   

通っていた保育園で毎月絵本(福音書店の月刊誌「こどものとも」)がもらえ、その絵本を入れるために手芸の達人だった祖母が作ってくれたバッグ。
色とお花柄がかわいくてお気に入りだったのですが、サイズが小さくてマチもないため、入れられるものが限られしまい、絵本バッグの役目を卒業してからは使い道がなくて何十年も収納ケースの奥に眠ってました。

 

今はMacBook Airの持ち運びバッグに。
11インチのMacBook Airが見事にピッタリ入るので、まるでこのノートパソコンのためにあるかのようなバッグ。
というか、「こどものともの絵本のサイズは11インチ」という豆知識が増えました。

ノートパソコンのバッグはなかなか欲しい物がなくて悩んでいたのですが、このバッグのことを思い出してパソコンを入れた時はあまりにぴったりだったのでちょっと感動してしまいました。
バッグを作ってくれた祖母は20年程前に亡くなっており、祖母との思い出は多くはないのですが、このバッグは私が持っている数少ない祖母の形見になります。
保育園の頃から時を経て今、新たな使い道を見つけられて本当に嬉しかったです。

 

②元:ナップサック 今:ノートパソコンの電源コード入れ

一見すると巾着のようにも見えますが、実は私が乳幼児の頃に背負っていたナップサックだったものです(記憶がないほど幼かったので、もはや他人事かと感じる)。
こちらは母の手作りで、母は自分が作った中でのお気に入りや思い出に残っているものは大事にとっておいていました。
実家の衣装ケースを漁ってたところで見つけ、最初は昔母が使っていた小物入れ袋だと思っていました。後日これを持っているところを母に見られ、ナップサックだったという事実を知らされました。
実際に背負っているほぼベイビーな私の写真も見せられ「本当に背負ってる…!」と、本人である私が一番ビックリ!!

(家にあったワニのぬいぐるみに背負ってもらいました。ワニの全長:約55cm/横幅:約20cm(一番太いところ))

ちょっと大きめの巾着なので、今はノートパソコンの電源コード入れとして使っていたり、旅行時の小物入れにしたりとこちらも重宝しています。

 

どちらも30年近く前に作られてから一旦は使われなくなり、なっっっっっっが〜い眠りについていたのですが、再び日の目を浴びたモノたちです。
こういう経験をすると、うかつに何でも手放すもんじゃないなと思いましたね。

 

さて、巣ごもり断捨離でとっておくものと手放すものを整理できて気分がスッキリしたところだったのですが、先日着なくなった冬コートとブーツとお買い物割引券を交換できるというショップDMが届き…。

いらないものもやっぱり手放す前に一旦半年ぐらいは保存しておいた方がいいのかな?と思わざるを得ませんでした。

プロフィール
校正
こまこま
デザイン系の大学に行くも、就職で迷走。ライターをかすめる程度にやってみて、現在はウェブや誌面の校正の仕事に携わる。失敗と勉強が重なる毎日。真冬の北海道生まれだが、寒さに非常に弱く冬が苦手。雪虫出てきていよいよ冬が近づいていることを感じる今日この頃。

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