本の街・神保町で本を読むための宿泊。

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつら ひさこ

ホテルに泊まってのんびりと本を読みふけるのは、本好きとして至福の時間。
そんな、本を読むためのホテル「BOOK HOTEL 神保町」が本の街・神保町に昨年12月よりプレオープンしている。

いつか絶対に泊まりに行きたいと思っていたのだが、タイミングがなかなか合わなかった。
ちょうど、大学で地方暮らしの娘(私より遥かに読書好き)が帰省してきたところだったので、
「こういうホテルがあるんだけど一緒に泊まりに行かない?」と聞くと、案の定「お、いいねぇ!」と乗ってきた。

こちらのホテル、宿泊予約者限定で「BOOK マッチングサービス」も行っている。
送られてきたアンケートに答えると、スタッフが宿泊日までにそれぞれの人に合った本を用意をしてくれるというサービスだ。

宿泊当日、まずはチェックインして部屋に入ると、何冊もの本がようこそと出迎えてくれた。
娘は早速手に取り読み始めている。

私は各フロア毎を回り、興味のある本を探して回った。
せっかくなので、普段あまり読まない本を1冊…とも思ったが、
結局著名人の伝記だったりエッセイだったり好きな本ばかりを借りては読み借りては読み。

我々が泊まった部屋には有難いことにマッサージチェアもあったので、娘と交代でひたすら揉まれた。
(気持ちよくて途中で寝落ちてしまった)

15時にチェックインしてから翌朝10時のチェックアウトまで、5冊くらいは読めただろうか。

ベッドも寝心地がよく、いつの間にやら眠ってしまった。
1泊だと時間が足りないだろうなと思ったが、本当にあっという間だった。

娘は娘で「選書の本が大当たり!この本を読めただけでも泊まって良かった!」とのことで、誘った側としては何よりだった。

反省としては、ホテルの周りは割と早めに閉まるお店が多い印象で、
近くにお目当てのお店がある場合はさっと食べに行って、夜はゆっくり読書の時間にあてるのがよいかもしれない。

あと、日曜日の神保町は定休日のお店が多く、
チェックアウト後に神保町で古書店巡りをしたい場合、そのあたりも考慮したスケジュールを組むのがおすすめ。

そろそろ本格的な秋も近づいてきたので、この秋、ひたすら読書だけを楽しみたいという方は、ぜひ泊まってみては。

 

BOOK HOTEL 神保町

ADDRESS : 東京都千代田区神田神保町 2-5-13
TEL : 03-6380-8228
MAIL : info@bookhoteljimbocho.com

プロフィール
ライター
かつら ひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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