先月、自宅でクリスマスパーティーを開く際に、オンラインで招待状を送ろうとしてネットで探していたところ、ハイセンスなデザインカード満載のPaperless Postを見つけました。Paperless Postは、オンラインインビテーションやグリーティングカードを提供しているウェブサービスです。

デザインが素敵なだけではなく、オンライン上でデザインに自分の写真を挿入できたり、フォントの種類・サイズ・色の変更などのカスタマイズも可能、アドレス帳を読み込ませれば招待者への一括送信が簡単にでき、その他、送信後の開封状況や出欠席のチェックといった機能も網羅。iPhone・iPadアプリを使用しても簡単に操作ができます。また、オンラインのみではなく、書面で送りたい場合の紙バージョンにも対応しています。

使い方はとても簡単。カードの作成からパーティー終了後の写真のシェアまでをカバーできます。 以下はiPhoneとiPadアプリでの使用イメージです。 （iTunesのスクリーンショットより。）

iPhone

iPad

基本的にはアカウントを作成するだけでアプリも含め無料でサービスを利用できます。 紙バージョンでの利用、デザインによっては有料になります。が、無料のものであっても、カスタマイズ可能で素敵なデザインが充実していて、オンラインでの利用のみなら無料のもので充分だと思います。

有料になりますが、Marimekkoや、kate spade new yorkといった有名デザインブランドによるオリジナルデザインもあります。こちらも素敵です。

その他、スペシャリストによるパーソナルオーダーのカードデザインも行っています。

カスタムモチーフやカスタムモノグラムもオーダーできます。例えば結婚式の招待状用に、二人のオリジナルカスタムモノグラムをデザインしてもらうというのもカッコイイですよね。

アメリカ人がパーティー好きということもありますが、老舗のeviteを始め、オンラインインビテーションやグリーティングカードを提供しているウェブサービスは数多くあります。Paperless Postは、iPhone・iPadアプリが使いやすく（他社サービスでは対応していないものもあったので）、デザインブランドやファッションブランドとコラボレートしていたり、パーソナルオーダーのカードデザインにも力を入れているようで、他社サービスよりもデザイン面にフォーカスしているような印象を受けました。まだアンドロイドアプリはないようなのでそこは残念ですが。

Paperless Postは、2009年にジェームズ・ハーシュフェルドとアレクサ・ハーシュフェルドという姉弟により立ち上げられ、2013年にはオンライン・オフライン（紙バージョン）両方による初のデザインコレクションを公開。本社はニューヨークのマンハッタンにあり、過去コラムで紹介したSquarespace（第74回掲載）、shapeways（第69回掲載）、littlebits（第67回掲載）も参加しているニューヨークのテクノロジー企業で作っているコミュニティMade in NYCのメンバーでもあります。

現時点でアプリは日本語に対応しておらず残念ですが、デザインを見るだけでもよい刺激になるかもしれません。ぜひチェックしてみてください！

■Paperless Post　paperlesspost.com