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COLUMNコラム・ザ・ちゃんこ

謎のNaming Machines

Dig It! NYC Vol.24
Dig It! NYC 藤井さゆり

info_024_01 「ハジメマシテ。ボクワ、ユー、トイイマス。ネーミングマシーンズノリーダーデス。マシーンデスカラ、コウリツガヨクテ、ハヤクテ、ツヨイノデス。ドギモヲヌクコトバヲツクリマス。ドウゾヨロシク。」

 

これ、知り合いのクリエイターから耳に入れた情報なんですが…。宇宙のどこかなのか、地球の裏側なのか、場所はまったく不明なのですが、このロボットみたいなキャラクターが、ネーミング開発をしているらしい…という話から始まりました。

「ネーミング開発?!…ネーミングって、あのー、商品とかの名前を考えて提案すること?」 「そう。このロボットみたいなのはマシーンで、マシーンのくせに結構クリエイティブでカッコイイネーミングを作って出してくれるらしいんだよ。こんな商品の名前をお願いしますってマシーンにデータを入れると、マシーンが考えてリストを出してくれるんだって。知り合いの小さいデザイン会社がさ、新商品のネーミングをどうしようかって探してたらしいんだけど、ネーミングって結構高いらしくって。で、いろいろ探してたときネットでこれを見つけたんだって。最初は『マシーンがネーミングを開発?!』って思ったらしいけど、価格はかなりリーズナブルだし、クレジット決済で納品まで10日だって書いてあって、だまされたと思ってオーダーしたら…。」

「そしたら?!」 「うん、オーダーして10日以内にきれいなプレゼンテーションに載ったネーミングアイディア50点の納品があったんだって。」

「それは…早い!本当にマシーンだ。」 「出てきたネーミングアイディアがすごい良かったらしいよ。それで今、口コミとかで結構広まってるらしい。」 「へ~え。マシーンがネーミングね。ちょっとそのそれをググってみよっと。なんてググればいいの?」 「Naming Machines」 「ええと、Naming Machinesっと…」 と、ロボットだけに、こちらはアンドロイド携帯でググってみましたよ。

「あ、本当にマシーンがネーミングするんじゃなくって、マシーンがネーミングをしますっていうコンセプトなのね(笑)」 「まあ、そうなんだけど…(笑)でも、おもしろいでしょ?」 「“WE NAME COMPANIES, PRODUCTS, SERVICES & MORE” か。ひやかしじゃなくて、きちんと真剣にネーミングやってるんだ。You name it, we name it. って言うコピーもイイね。キャラクターを前面に出して世界観をつくっていくっていうの、gorillazみたいな感じだね。」 「そうそう!まさにそんな感じ(笑)でもさ、マシーンがやってるって思うとなんかわくわくするじゃん。クリエイティブってそういう感覚、世界観って大事でしょ。」 「まぁ、そうね。」

実際にマシーンがネーミングをするわけではなかったのですが、マシーンがネーミングというコンセプトがおもしろいし、ウェブサイトもすっきりとしたデザインで見やすく印象もよし。

サービス内容が「基本ネーミング開発 (Basic Name Generation)」、 「商標スクリーニング(Trademark Screening)」などに分かれていて、 お客さんがほしいサービスを購入できる。

サービス内容が「基本ネーミング開発 (Basic Name Generation)」、
「商標スクリーニング(Trademark Screening)」などに分かれていて、 お客さんがほしいサービスを購入できる。

Our Servicesで実際のサービスを見てみると…あ、いろいろとサービス項目があるのね。『基本ネーミング開発』がベーシックなコースで、『URLスクリーニング』は開発したネーミングがURLで同じものがあるかどうかをチェックするサービス、『商標スクリーニング』は開発した名前が商標されているかチェックするサービス、他にもいろいろ『ブランドコンサルティング』のサービス項目もある。なるほど、サービス項目ごとにパッケージになってるんだ。お客さんは、欲しいサービス項目を選んで購入することができるってことね。ネーミングって名前を考えるだけだと思ったら、かなり専門的なのね…。しかもサービス項目ごとに説明と金額が付いていて、わかりやすい。購入したいサービス内容をクリックして、カートに入れて…なるほど、使い方は普通のショッピングサイトと同じね。ネーミングってイメージがわかないし、素人には高いのか安いのかわからない世界だから、こういうふうにしてもらえるとわかりやすいかも。」 「そーそー。ウェブサイトも見やすいし、パッケージになってるからサービス内容も金額も明確でわかりやすいしね。」

「でもさ、実際クライアントだったら、出来上がってくるクオリティも気になるし、予算も気になるところじゃない?リーズナブルとは聞いたけど、質としてはどの程度なのかわからないなあ。」 「そうだねー、メニューのWorkを見ると、クライアントとして出ている会社は有名な所ばかりだからある程度のものは期待できると思うけど。口コミでお客さんがだいぶ増えてるみたいだし。あ、このサンプルプレゼンテーションを見てみるとどの位のクオリティのものが提供されるのかわかるんじゃない?」 「お、どれどれ。」 サンプルプレゼンテーション(PDF)をクリックして開いてみました。 「おー、キレイなプレゼンテーション。サンプルネーミングアイディアもいい感じ!」

「クレジット決済でオーダーできるから、無駄を徹底的に省いているんだと思う。だからリーズナブルにできるんじゃないかな。」 「無駄を省く?」 「そう。通常、ネーミングもそうだけどクリエイティブ案件って、日本もだいたい同じだと思うけどアメリカの場合、クライアントとのオリエンテーション→見積もり作成→実際の仕事依頼→納品→請求書発送→お客さん小切手郵送→代金(小切手)受け取りというプロセスがあるけど、「ネーミングマシーンズ」のプロセスは3段階。 1)お客さんがサービス内容を選ぶ→ 2)クレジットカード決済→ 3)10日以内にネーミングサービスを受け取る(納品) という流れ。通常のクリエイティブ案件では、小切手の発送に時間がかかったり、見積もりから実際の仕事を取るまで時間がかかったり、それぞれのプロセス自体にすごい時間を要す場合もあるけど、ネーミングマシーンズでは、ウェブサイト上でお客さんが欲しいサービスを選んでクレジットカード決済をする、という仕組みだからすぐサービスを受け取ることができる。オリエンテーションといった時間の無駄を省くからリーズナブルに提供できる、という仕組みになっているんじゃないかな。クリエイティブ業界でこういうビジネスモデルはあんまりないよね。スモールビジネスのオーナーをターゲットにしているみたいだけどニーズに合っていると思う。」 「すごい洞察力…。あなたがもしかしてネーミングマシーン?!」 (つづく)

続きません(笑) 今回ちょっとストーリー風にしてみました。

カード決済により無駄を省くことでリーズナブルに、かつ、ネーミングという耳慣れないサービス内容をわかりやすくパッケージにして見せ、サイト上で顧客が必要なサービスだけを受け取ることができるという、新しいネーミングサービスを提案した「Naming Machines」。マシーンがネーミングするというユニークなコンセプトもさることながら、クリエイティブ業界において新しいビジネスモデルとして今後注目されるのではないでしょうか。ネーミングという業界をここまで、「わかりやすく、買いやすく、リーズナブルに」した例はないですし、今のお客さんのニーズに合っているのではないかと思います。まさに「効率が良く、早く、強い」サービスは、まさにマシーンのイメージ。

今日もどこかで、あのユニークなキャラクター「Naming Machines 」がクールなネーミングアイディアを作り出しているに違いありません。ネーミングカンパニーをお探しの方、このサービスに興味を持った方は、ぜひアクセスしてみてください。

namingmachines.com http://www.namingmachines.com/Naming Machines facebook http://www.facebook.com/pages/Jersey-City-NJ/Naming-Machines/157783704241178Naming Machines Twitter http://twitter.com/NamingMachines

Profile of 藤井さゆり

藤井さゆり

東京生まれ、アメリカ在住。日本とアメリカでの職務経験あり。
東京丸の内にある公益法人にて8年間勤務の傍ら、友人が企画したクラブイベントのフライヤーや、CDジャケットのデザインを行う。
公益法人では「地方の街づくり・街おこし」支援事業の一環で、ウェブサイト業務に携わる。 公益法人退職後、2004年より4年間、都内商業施設のサイト更新・管理、販促サイトのキャンペーンページ企画と取材・撮影を含めたライティングワーク、ウェブデザインを経験。
2008年ニューヨークに移住。ニューヨークではウェブマーケティング、サイト管理を企業にて経験、それと共にウェブデザインとライティングワークをフリーランスとして行う。現在は日本の着物をインスパイアしたオリジナルTシャツブランド「Foxy Lilly」を立ち上げ、オーナー兼デザイナーを務める。
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