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COLUMNコラム・ザ・ちゃんこ

NYを拠点に活動するロックバンド、MGMTが新作アルバムをリリース!

Vol.113
Dig it! NYC 藤井さゆり

NYブルックリンを拠点に活動するサイケポップ・ロックバンドMGMTが、5年ぶりに新作アルバムをリリースしたとのことで、Vice Newsでインタビューされていました!

 

MGMT Is Back, And They’re Trolling Themselves Harder Than Ever (HBO)

VICE News - YouTube

 

MGMT Little Dark Age

MGMT - Official Site - whoismgmt.com

 

私がMGMTをよく聞いていたのは8年ほど前ですが、Vice Newsの解説にあるように、2008年から2010年あたりは複数のグラミー賞を受賞するなど、まさに彼らの年でした。その辺りでフジロックにも出演したこともありますし、単独で来日もしています。

 

有名なのはこの3曲。Electric FeelとTime To Pretendのミュージックビデオで表現されている世界観が個人的に好きです。

 

MGMT - Electric Feel

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMT - Kids

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMT - Time To Pretend

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMTは、アンドリュー・バンウィンガーデンと、ベン・ゴールドワッサーの二人が大学生の時に結成されたバンドで(現在の正式メンバーはあと3人います)、2007年にリリースされたファーストアルバム「Oracular Spectacular」からシングルカットされた「Kids」が大ヒット。続けて、2010年にセカンドアルバム「Congratulations」をリリースした後、2013年にはサードアルバム「MGMT」をリリースしましたが、サイケデリック色が強く、ファーストアルバムほどのヒットにはなりませんでした。確かに「勢いとキャッチーさ」はダントツにファーストアルバムだと思います。

 

MGMT

写真はMGMT Facebookより。この二人がメインメンバーのベン・ゴールドワッサー(左)アンドリュー・バンウィンガーデン(右)

 

今回リリースされた新作アルバムは、前作に比べサイケデリック色も弱まり、ファーストアルバムのようなポップさもあり、聞きやすくなっているという印象を持ちました。ネットには“They are back!(彼らが戻ってきた)”という書き込みがたくさんあり、5年ぶりの新作を待ち焦がれていたファンも多いようです。

 

 

 

 

MGMTのミュージックビデオは、登場人物に設定があったり、ストーリー仕立てとなっていて(最初に紹介した3本はもう少しミュージックビデオという感じですが)映画のような作りのものが多く見られます。「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」や「グランド・ブダペスト・ホテル」を監督したウェス・アンダーソンっぽい雰囲気があると思います。

 

MGMT - Your Life Is a Lie (Video)

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMT - Congratulations (Video)

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMT - Flash Delirium

MGMTVEVO - YouTube

 

MGMT - It's Working (Video)

MGMTVEVO - YouTube

 

以下は、新作アルバムからの曲。アルバムタイトルにもなっている曲Little Dark Ageは、ホーンテッドハウスをテーマにした80年代ゴスっぽい雰囲気が漂うビデオ。

 

MGMT - Little Dark Age

MGMTVEVO - YouTube

 

Me and Michaelは、MGMTの二人がフィリピンのバンドの曲を盗作し自分たちの曲として発表したところ大ヒットに。ところがネットで盗作がばれ、窮地に追い込まれる…というストーリー仕立てのものとなっています。

 

MGMT - Me and Michael

MGMTVEVO - YouTube

 

先月の3月24日〜26日に、私は日本に滞在していて行けなかったのですが、ニューヨークでコンサートが行われました。以下は、コンサートを見に行ったファンの人たちによるツイートです。MGMTがリツイートしてくれています。

 

 

 

このツイートを見ていて思ったのですが、こんなふうにSNS上で自分の好きなミュージシャンと交流することは、今では普通のことかもしれませんが、私が学生の時は考えられなかったなぁ、と。音楽を聞くためにCDやレコードを購入することは当たり前でしたし、ネットがない時代にはMTVを見ていたりもしましたが、MTVでは見られないミュージックビデオを見るため、レコード店からビデオやDVDを購入していたものでした。

 

今、音楽を聴く時にはスマホから、音楽ストリーミングサービスのSpotifyアプリを起動し、音楽自体を購入することなく聴くことができますし(払っているのはSpotifyへの月額利用料金9.99ドルのみ。その分ミュージシャンやレコード会社に入るお金は昔より少なくなっているのかもしれませんが…)、ミュージックビデオもほぼ、ネットで上げられていたりするので、よほどマニアックなものではない限り、購入してビデオを視聴するということはなくなっているのではないかと思います。ミュージックビデオは、作って売るというよりも、今ではプロモーションの一環という感じになっていますね。

 

音楽業界もネットの出現により、かなり様変わりしたのではないかと思います。

 

さて、現在全米のツアー中の彼らは、春から夏に向けて、ヨーロッパからブラジルを回る予定。すでに今年のフジロックにも出演が決まったようなので、もし興味がある方は新作アルバムをチェックしてみてくださいね!

 

 

参考:

MGMTオフィシャルサイト:whoismgmt.com

MGMT Facebook:facebook.com/mgmt

MGMT Twitter:twitter.com/whoismgmt

Profile of 笠原みゆき(アーチスト)

笠原みゆき

©Jenny Matthews

2007年からフリーランスのアーチストとしてショーディッチ・トラスト、ハックニー・カウンシル、ワンズワース・カウンシルなどロンドンの自治体からの委託を受け地元住民参加型のアートを制作しつつ、個人のプロジェクトをヨーロッパ各地で展開中。
Royal College of Art 卒。東ロンドン・ハックニー区在住。

ウェブサイト:www.miyukikasahara.com

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