インターネットのその少し前

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

先日、「89~95年までに起きたこと」をテーマに、好きな事を語ったりクイズをするなど、とても懐かしい気持ちになるイベントに参加してきた。

いわゆる「バブル景気の終焉から少し経った頃」は、自分にとっては青春時代のど真ん中と言ってよく、バンドブームやドラマ、CM、ゲームなど、若い頃の想い出が次々と蘇ってきて、充実した時間になった。

日本のインターネット元年は1995年であるらしく、今回のテーマとなったのは、その少し前の時代となる。

 

メディアはテレビやラジオ、雑誌が中心で、主な連絡手段は電話やFAX、手紙。ペンフレンドやペンパルという言葉が懐かしい(今では死語だ)。学校では友達と交換日記なんてやってたっけ。

 

私がレンタルCDショップに通い始めた頃は、まだかろうじてレコードコーナーがあった気がするが、音楽は完全にCDが主流になっていった。あの頃のジャニーズといえば光GENJIが大人気で、あの時代ならではのファンタジックさが懐かしい。

 

漫画も雑誌もまだまだ元気で、「りぼん」は93年に過去最高の255万部を突破していた。連載開始からファンだった「ちびまる子ちゃん」が超人気アニメになり、「皆が知ってる人気者」になってしまってちょっと寂しく思ったことも。そして、さくらももこさんの毒のあるエッセイも大好きだった。昨年の早い逝去が残念でならない。

 

バンドブームでハマったのは「たま」。4人のメンバー(途中から3人になったけど)それぞれが独特の音楽を紡ぎ出す彼らの音楽は、実は今でも聞いている(そういえば、現在のTBS系で放送中のドラマ「凪のお暇」で音楽を担当しているのは、元たまの石川浩司さんや知久寿焼さんが所属している「パスカルズ」。本当におすすめです)。

 

あの時代は、何かを手に入れるためには今と比べて時間をだいぶかけなければならず、振り返ってみると、それがよかった。不便さはネガティブなものばかりとは限らない。

速さと便利さを得た現在からあの頃を眺めると、いろいろと面白いものが見えてくるように思う。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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