夢の古書店巡り

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

前回少し書いた通り、GWが始まったばかりの4月末は古書店を巡るべく神保町に行ってきた。

本当にやりたかったので、その日は小雨がそぼ降る空模様だったがテンション高く、ワクワクしていた。

 

が、駅から降りてみると、古書店街の多くが閉店されていた。

自分の目からも多少雨が降った。

 

営業している古書店も少しだけ、あるにはあったのだが、こういうのではなくて…と肩を落としながらしょんぼりと帰宅した。

 

いやでも緊急事態宣言明けにリベンジするよ!と誓ったのだが、これを書いている現在も宣言はまだ明けておらず、神保町の古書店街も休業の店が多いそうだ。

 

別の街のことだが、最近、友人のひとりが「自分の知ってる街が全く別のものになってしまう。たった2年でこうなるとは思わなかった」とつぶやいていたのが心に残った。

 

神保町に限らず、人が集まる街というのはその場所特有の文化がある。

それは人と人が集まって作り続けてきた時代や雰囲気など、その場に行かないと体験できないものだ。

 

人の流れがストップするということは、文化の成長、流れ、発展を止めてしまうということで、非常にやり切れない感情が湧く。

 

ワクチン接種が進み始めてはいるが、おそらく今までのような自由さが戻るにはまだかかるだろうと思う。

それでも何とか、文化の灯りが途切れないように、できることをしていきたい。

 

古書との出会いをじっくり楽しみたかったなぁ…。

宣言明けには、今度こそ。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、7年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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