プロダクト2021.09.04

旅する仏壇|これからの供養を目指したデザイナーの挑戦

東京
STUDIO SURUME
亡き父への想いから生まれた、これからのライフスタイルにあわせた新しい手元供養品。

デザイン事務所STUDIO SURUME(代表:菊池光義)では、両方の手のひらの上に乗せられるくらいの小さな手元供養品 "旅する仏壇"を企画・販売しています。内部にはお位牌・おりん・香炉をしまって持ち運ぶことができる小さなお仏壇です。供養のことで悩んでいる方に向けて、もっと自由な供養を提案できるよう供養業界へと参入しました。(旅する仏壇オンラインストア https://www.tabi-suru.com/


■供養を自由にする"旅する仏壇"とは?
お仏壇に持ち運ぶという要素を加えることで、供養はもっと自由になります。例えば、天気の良い日は窓の近くに。月がきれいな日は一緒に縁側でお酒でも。来客時にはそっとしまっておいたり。時には故人との思い出の場所へ一緒に旅行へ。持ち運ぶことで供養の在り方はもっと自由になり、これからも故人との想い出を刻むことができます。


商品詳細
【種 類】唐木銘木 黒檀、紫檀
【サイズ】高さ約43×横幅210×奥行61mm
【素 材】唐木銘木 黒檀 / 唐木銘木 紫檀、真鍮 / 錫合金、レーヨン


■開発背景 - 亡き父への想い -
きっかけはデザイナーの菊池光義が高校の頃に父を亡くした経験でした。大学進学から実家を出るようになって父に線香をあげる機会が年数回しかなくなり、心のどこかで申し訳ないことをしている気持ちを抱いていました。東京で暮らしている家でも、実家に帰省したときでも、いつでも亡き父にお線香をあげたい。そんな想いをもとに生まれたのが旅する仏壇です。

旅する仏壇は身近な方を亡くした若い世代や、老人ホームに伴侶を連れていきたいという高齢の方にも喜ばれています。現在ではオンラインストアでの販売のほか、仏壇店や納骨堂など、想いに共感していただけるお取り扱い先を少しずつ増やしています。まだまだ小さな一歩ですが、同じように供養に悩みを抱えている方に向けて、自由な供養を提案できるよう取り組んでいます。


■亡き父と一緒に世界一周
一昨年には海外に行ったことがなかった父を連れていきたいという想いから、菊池は旅する仏壇と共に日本からアジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南アメリカと、世界を回りました。大切な人が亡くなってしまうと一緒の想い出はそこで止まってしまいますが、こうして故人と共に新しい想い出を刻むことができました。

世界一周についてのエピソードはこちら
https://www.sottoweb.jp/so_story/2639/
instagramはこちら
https://www.instagram.com/tabisuru_butsudan/


■デザイナーについて
企業名:STUDIO SURUME 設立:2012年4月 代表:菊池光義
所在地:東京都墨田区東駒形4-22-13カーサグランデタマキ403号室
HP:https://www.studio-surume.com/
事業内容:プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、商品開発のディレクション・ブランディング他

スタジオスルメは2012年に設立されたデザイン事務所です。家具や家電、生活雑貨やインテリア小物などのプロダクトデザインを中心に、商品のロゴ、パッケージやカタログなどのグラフィックデザイン、商品開発のディレクションやブランディングに至るまで、ものづくりを総合的にサポートしています。
本記事に関するお問い合わせ:STUDIO SURUME

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