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プロダクト2022.07.13

原料価格高騰が待ったなし! いま、パッケージデザイン刷新に注目  Foods R&D、パッケージ改良の問い合わせが一昨年比2倍まで増加

東京
株式会社Foods R&D

食品飲料の国際審査機関への企画開発を数多く手掛けている株式会社Foods R&D(代表取締役:安達 成明、本社:東京都豊島区)は、「パッケージを改良・刷新することでグレードアップした『ひとつ上の商品』をお客様に届けたい」という企業からのお問い合わせが、2022年はすでに一昨年比較で2倍以上にまで増加しています。

原油価格高騰や円高が進んでいることなどから、国内の各企業が加工食品等の値上げを相次ぎ発表しています。2022年1月から5ヶ月間で累計1万品目以上が年内に値上げするという報道があり、特に原材料費高騰から大きな影響を受けやすい国内の加工食品各社から、「パッケージデザインの刷新」への注目が高まっています。

背景には、「この時期に見直しを始めなければ秋冬の原料入手に困難が生じるのでは」といった危惧があると見られます。

■「パック包装」から、より機能性高いものに

食品加工製品のパッケージは、名門店に限らずスーパーやコンビニエンスストアをはじめ、非常に利便性が高く、機能的なデザインが採用されています。改良する際は、以下のような点に留意します。

・素材を再考し、品質は維持しつつ、フィルムに開けやすいつまみなどを付ける

・他社製品に比べて見劣りしないよう、独創性、存在感あるデザインにする

・情報を分かりやすく整理整頓して表示し、リサイクル(廃棄手段など)はじめとした環境にも配慮する 等

コロナ禍に見舞われた2年ほど前。「店内での飲食・喫食が提供できないので、お持ち帰りやお家で食べられる製品にしたい」という企業様からのお問い合わせが相次ぎ、弊社はお店で提供していた食品のアウトパックや、テイクアウト用パッケージの提案に追われていました。しかし2022年初頭からは、パッケージの素材をより安全で安心なものに変更した上で、機能性を高めながらコストを見直し、商品価格に反映させたいというご相談が、一昨年の2倍以上に増えています。

2022年に値上げした食品数のグラフ

■エコ、リサイクル、SDGsにも対応し、「より良いもの」を

さらに、「品質の証」として、国際的な品質審査機関に審査申請をする企業はここ数年増加しています。たとえば、モンドセレクションの申請数が2019年は2,800点でしたが、2022年は3,200点に増加しており、客観的な評価により付加価値を高めようという意図が感じられます。

また、パッケージ変更を検討される際は、アウトパックのご依頼の時期には多くはなかった「エコ」「リサイクル」「SDGs」に対する配慮が多く見られるのも最近の特徴です。

ドリップパックコーヒーのパッケージ写真

当社でご支援し、国際的な味覚審査機関での高評価が得られたコーヒー。器具が無くてもシンプルな手順ながら、本格的な美味しさがその場で味わえ、注いだあとにも分別廃棄がしやすいドリップパックコーヒーパッケージ商品を市場展開。販売量も大幅に伸びていると、企業様から喜びのお声をいただいております 。

日本人は、たとえばかつての自動車産業の発展にみられるように、より低コストで高性能、高品質なものを創り上げることが得意です。価格高騰で厳しい局面にある今だからこそ、商品そのものの価値を高めるパッケージデザインについて再検討、再設計することは、より商品を磨き上げられる場面とも捉えることができます。

「これまでの知見と技術をフル活用しながら、この厳しい局面において果敢に挑戦するお客様を強力にご支援したい」と代表・安達は話しています。

*株式会社Foods R&D 代表取締役:安達 成明

食品飲料品を専門家として600品以上にわたる商品の企画開発、パッケージの指導と提案、各種申請業務を展開。NPO法人 HACCP実践研究会 主幹研究員。モンドセレクション(ベルギー)の日本国内公認エージェントとしても活動している。

■会社概要

会社名: 株式会社Foods R&D

代表 : 安達 成明

所在地: 東京都豊島区東池袋5-7-4-2F

URL  : https://foods-rd.com/

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