想いを形にするクリエイティブで 北海道の人・物・企業のファンを増やしたい

札幌
株式会社ノースアンビシャス VR・映像事業責任者 小坂達広さん
株式会社ノースアンビシャスは、代表取締役でマーケッターの田中健人(たなかけんと)さんとVR・映像事業責任者で映像クリエイターの小坂達広(こさかたつひろ)さんが、二人で立ち上げた北海道発創業3年目のベンチャー企業です。現在同社では、「北海道の人・物・企業のファンを増やす」という志のもと、映像制作、Web制作、メディア運営、VRコンテンツ、マーケティングコンサル、地域活性化コンサルなど幅広い事業を展開しています。
20代の二人が起業に至った経緯や今後の展望など創業メンバーの小坂さんにお伺いしました。

北海道で伝説となるような会社を目指し大志を掲げる

小坂さんと代表の田中さんは、株式会社ウィルフォワードで同期として一緒に働いていらしたんですよね?

そうです。田中はインターン生として、創業間もない時期から社内のIT整備やWebサイトの企画、ディレクション、制作などを通じて立ち上げ期を経験しています。そのまま会社経営にも関わっていました。当時、僕は映像制作、田中はWebマーケティングを専門にやっていたので、同じ社内にいながら長い間、同じ仕事をする機会がありませんでしたが、事業部の再編成があって一緒に仕事をすることになって改めて、彼の凄さに気づいたというか、面白い男だなと思いました。

小坂さん、ご自身のキャリアについてお伺いします。なぜ映像制作を仕事に?

大学在学中に独学で映像制作を始め、最初は趣味として楽しんでいましたが、次第に映像をもっと作りたい、映像制作を仕事にしたいという想いが強くなっていきました。ちょうど同時期に株式会社ウィルフォワード代表の成瀬さんとご縁があり、「それぞれがやりたいことを事業にする」という理念に魅力を感じ、インターン生となり、そこから約5年映像事業部の責任者として、大小含め約200本の映像を制作しました。

具体的にどんな映像を作られてきたんですか?

僕は、相手の懐にカメラ1つ持って飛び込み、「その人がどんな考えで、どんな人生を歩んできたのか?」と内面に迫り、想いを引き出し、ストーリーにまとめるドキュメンタリー映像制作が得意です。

過去には、大手パーソナルトレーニングジムや大手美容外科などで、社内ドキュメンタリーシリーズを制作していました。
現在は自社で北海道の志高い若者にスポットを当てるドキュメンタリー映像シリーズメディア「Youngtious」の制作を行いながら、ドキュメンタリー映像を単発で使うのではなく、ツールとして活かすにはどうしたらいいかを考え、Webマーケティングを含め全体の戦略、新しいコンテンツ作りに注力しています。

成長のスピードを上げるためには、志や目標をもつことが大切である

小坂さんから見て、田中さんはどんな方ですか?

彼は、どんどん突き抜けて成長するタイプです。根底には、「出身地の北海道をもっとよくする企業を作りたい。」という想いがあり。そのために東京で修行していました。しっかりとした志と目標をもっていたので、普通の社会人1年目とは成長するスピードやマインドの次元が違いました。Webマーケティングに関しては前線での経験値も多く、レベルが高いことをしていました。今は、視野を広げて全体的なディレクションができる一流のWebマーケッターだと思います。

お二人が起業に至るまでの経緯とは?

田中と違って、僕にはこれだけは成し遂げたいという目標がありませんでした。
映像の仕事を5年ほど続けていく中で、もっと新しいことにもチャレンジしてみたいという想いが湧いてきて、田中が北海道で独立を決心したことをキッカケに、僕自身「何をするかではなく、誰とするか」に焦点をあて自分の人生を生きてみようと、田中と一緒に起業することにしました。

「面白そうな方に人生の舵を切る」 20代は失敗してもいくらだってやり直せる

縁もゆかりもない北海道での起業に不安はありませんでしたか?

東京で育ち、全く知らない土地で新しく何かを始めることに憧れがあったんです。
「20代のうちは失敗してもいくらでもやり直すことができる。」といろんな人に言われましたし、何より人生の舵を面白い方に切ってみるのもありかなと思って、不安というよりは、自分がどこまで通用するかを試してみたい。そんな気持ちでした。

ノースアンビシャスでは、どんな事業を行っているんですか?

現在メインに行っているのは、映像制作、Web制作など、そしてそれをどう活用するかというマーケティングコンサル、地域活性化コンサルが多いです。いずれも北海道庁や道内の市区町村、観光協会 、企業や金融機関などからの受託事業が中心です。

「本気でこの人たちのために何かを生む」という信念を持ち常に全力で

御社の強みとは?

僕らの強味は、一般的に言われる下請けの仕事はせずに、クライアントの担当者と直接向き合い、時代の変化にあわせて柔軟な取り組みを行えることですかね。マーケティング戦略の提案も短期的な利益よりも中長期的な視点で行う。なにより「本気でこの人たちのために何かを生む」ということに信念を持って全力で取り組んでいます。また2人共、最前線でレベルが高いことをやっていたという自信と自負があります。

今後の展望や将来のビジョンをお聞かせいただけますか?

北海道は自然や食に関するポテンシャルが高いと思います。ただ、訪れる人を受け入れる体制が整い切れていないようにも思うんです。そういった課題に一緒に取り組める存在になることも1つの目標です。想いを形にするクリエイティブで北海道の人・物・企業のファンを増やしていきたい。北海道の名が世界的にもっと有名になるような仕掛けをノースアンビシャスで作っていけたらいいですね。

これから求める人材は?

誰かと一緒に何か大きいことをやりたい。と思っている人ですかね。ある程度スキルを持ったクリエイターは個人で独立しても、そこそこやっていけると思います。でも夢を持っている人達が集まって同じ船に乗り、物事に取り組んだ時にはすごい爆発力を発揮し、強いチームとなる。人生の輝きを一緒に共有できる仲間を増やしたい。一緒に北海道、日本、世界が良くなることを前向きに考えてくれる人が集まってくれたらうれしいです。

最後になりましたが、ノースアンビシャスをこれからどんな会社に育てていきたいですか?

北海道で伝説となるような会社を作りたいです。どんなことを成し遂げたら伝説になるのか、それはまだわかりませんが、北海道でしかできない新しい何かを生み出し、根付かせ、ビジネスでちゃんと体現したいという想いは強いです。前職で培った「自分のやりたいことに向き合い追い求め生きていく。」という志を忘れずに。雇用形態にとらわれず、働く仲間がそれぞれスキルを活かせるように環境を整え、大きく育てていけたらと思います。

取材日:2018年2月23日 ライター:橋本香奈

株式会社ノースアンビシャス

  • 代表者名: 代表取締役 田中 健人 (たなか けんと)
  • 設立年月: 2016年4月
  • 資本金: 5,000,000円
  • 事業内容: Web・映像・VRコンテンツ・メディアの企画・制作・運営事業、Webマーケティング(PPC広告・SEO対策・SNSマーケティング他)事業、 地方活性化コンサルティング事業、Googleストリートビュー撮影代理店事業、各種コラボレーション事業
  • 所在地: 〒001-0020 北海道札幌市北区北20条西5丁目2-50 クロスポイント8F
  • お問い合わせ先: TEL)011-600-2734 MAIL)info@north-ambitious.co.jp
  • URL: https://north-ambitious.co.jp
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