WEB・モバイル2017.11.22

人生を愉しむ×クリエイティブ×ビジネス

沖縄
株式会社フラッグ
沖縄オフィス・プロデューサー
高橋祥平氏
今回取材した株式会社フラッグの沖縄オフィスは、主に東京や大阪からの依頼でWEBサイト制作を行っています。働き方が問題となることが多い現代の日本で、プライベートを充実させることが楽しく仕事をすることに繋がるという考え方が全社的に浸透している珍しい会社です。今回は沖縄オフィス・プロデューサーの高橋祥平(たかばし しょうへい)さんに沖縄オフィスでの働き方や今後の展望についてお話を伺いました。

琉球ゴールデンキングスの創立が沖縄オフィス設立のきっかけとなる

2004年に株式会社フラッグが設立、2012年に沖縄オフィス設立ということですが、沖縄支社設立までの経緯を教えてください。

弊社は2011年にムーサ・ドットコムという会社を完全子会社化し、2012年にムーサ・ドットコムと合併しています。現在、弊社の沖縄オフィスは、元々は、ムーサ・ドットコムの沖縄支社でした。 ムーサ・ドットコムに沖縄支社ができた経緯ですが、フラッグの役員である大塚がムーサ・ドットコムの元社長で、スポーツビジネスに興味があり、スポーツ人口の中でもプレイヤーが多いバスケットボールのプロチームを立ち上げることになりました。その立ち上げ時期がbjリーグ(現Bリーグ)というバスケリーグができて間もなかった時期で、拠点地をまだ自由に選べたんです。地方の中でも沖縄はバスケが強いということもあり、沖縄で琉球ゴールデンキングスを創設し、キングスの運営やWeb制作を主体として、事業部が立ち上がりました。 当時、ムーサ・ドットコムにもWeb制作のクライアントがいらっしゃり、Web制作の拠点としてベースがある程度あったので、ムーサ・ドットコムとフラッグが合併した際に沖縄支社を残しました。

現在、沖縄オフィスでどのような業務を行なっていますか?

沖縄オフィスには、現在、5名のスタッフが在籍していますが、主にWEBサイト制作を行っています。8割くらいが東京や大阪など他の支社から依頼されたサイトの制作を行っていて、残りの2割は沖縄のクライアントの仕事です。また、他の支社が沖縄で映像の撮影を行う際にアテンドをしたり、ロケハンをしたり、他の支社のサポートも行っています。他にも毎年11月に行われる『ハイサイちゃんぷる〜ビアフェスティバル』というイベントの企画・運営も行っています。

自由に仕事ができる職場を探して株式会社フラッグと出会う

高橋さんは現在どのような仕事をされていますか?

沖縄オフィスでマネージャーを行なっています。具体的には支社全体のディレクションや、Webサイト制作のディレクション、あとは他の支社の案件のライティングなども行なっています。

高橋さんがIT業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。

僕がWebサイト制作に携わるようになったのは1998年ごろで、インターネットが普及しはじめた時期でした。当時アルバイトをしていたイベント会社がWebサイト制作も始めることになり、業種や地域に関わらず幅広い分野の人と繋がることができるIT関係の仕事に魅力を感じ、Webサイト制作のアシスタントディレクターとしてその会社に就職しました。それからは、ディレクターやプロデューサーとして経験を積んできました。

株式会社フラッグに入社された経緯を教えてください。

先ほどの会社を辞めた後に広告関係の会社に勤めましたが、個人の裁量権がなかったので、もっと自由に仕事ができる小さい会社に転職しようと考えました。僕が入社した2008年ごろは、社員数が全体で約40人でしたが、現在では約120人まで増えています。人数は増えましたが、10年経った今でも楽しく仕事が出来ます。

プライベートを充実させることに重きを置くことが、楽しく仕事をすることに繋がる

どういったときに特に仕事が楽しいと感じられますか?

自分がこれまでに携わって来なかったような仕事に取り組む時や少し背伸びしないと達成できない仕事を遂行できた時は、自分の成長もわかるので、その仕事に取り組めてよかったなと思います。 例えば、『ハイサイちゃんぷる〜ビアフェスティバル』は今年で5回目の開催になるのですが、色々なご縁やタイミングが重なって弊社が運営することになりました。フラッグにいてイベントを企画・運営することがあるなんて考えていませんでしたし、通常業務のようなクライアントがいる仕事ではないので、自分たちが行動した分だけ効果が見える、やりがいのある仕事だと思っています。

仕事を行う上でのこだわりがあれば教えてください。

会社の方針として正直に正確に仕事をするということを掲げています。フラッグでは失敗やミスで叱責されることはありません。しかし、嘘をつくことやごまかすことというのは、一緒に働いているスタッフやクライアントに対してとても不誠実な行為になります。ですので、常に正直に正確に話しをするということは心がけています。

株式会社フラッグで大切にしている考えを教えてください。

仕事とプライベートをきっちり分けてはいますが、普段から常にアンテナを張ることで自分のクリエイティビティとビジネスとが繋がり、その結果、クライアントだったり周りのスタッフだったりが喜んでくれるというのが理想的です。 自分が楽しんで仕事をしていないといいアイデアは生まれません。そして仕事を楽しむためにはプライベートを充実させることも必要不可欠だと思っています。そういう意味で、フラッグではプライベートを自由に愉しんでいる人が多いと思います。 例えば、子供がいるスタッフは、子供との時間を過ごせるように年に5日有給以外に休むことができます。育児休暇もしっかり取れますし、福利厚生も整っています。他にもフラッグで取り組んでいる事業と別の事業であれば副業も認めています。働いているスタッフの人生が幸せになるような仕組みづくりがフラッグではできていると思いますし、僕自身フラッグのそういったスタッフを大切にしようとしている姿勢が好きです。

固定概念にとらわれず幅広い仕事に取り組んでいきたい。

どのようなスタッフと今後一緒に働いていきたいですか?

まずは素直な人。そして好きなものがある人。プライベートを充実させるために、仕事をやりますといった感じの人がいいです。なんのために働くかが見えている人の方がフラッグには合っていると思いますし、我々もモチベーションを与えやすいです。あとはフラッグで働きたいと思っている人だといいです。フラッグには東京をはじめとする全国各地に支社があり、ポストが空いていれば異動も可能です。そういった部分は地元沖縄の他の企業と違いますし、制作会社だけどイベントも企画するなど様々な事業を行っていますので、色々な経験をすることができます。そんな会社に魅力を感じてくれる人と一緒に働きたいです。

高橋さんは今後どのような仕事に取り組んでいきたいとお考えですか?

今の事業のメインはWeb制作ですが、あまり今までの固定観念にとらわれずにいろんなことができる会社でありたいと考えています。今回の『ハイサイちゃんぷる〜ビアフェスティバル』を通していつも過ごしている支社とは違う現場に出るというのはすごく楽しいということがわかったので、会社の登記上やっていい範囲の仕事もしくは登記を書き換えながらでも、多くのことを経験できればいいなと思っています。

沖縄オフィスでの今後のミッションを教えてください。

フラッグ自体が沖縄での認知度をあげていくことが課題です。例えば、『ハイサイちゃんぷる〜ビアフェスティバル』ではイベントの存在自体は広がっていますが、主催者である弊社、フラッグの名前は広まっていません。より多くの方に認知していただくために、地元のイベントにも積極的に参加し、沖縄での仕事も増やしていければと思います。

取材日:2017年10月13日 ライター:小南 光

 

株式会社フラッグ

  • 代表者名:久保 浩章
  • 設立年月:2004年1月(2001年3月創業)
  • 資本金:24,000,000円
  • 事業内容:コンテンツ制作事業(デジタルコンテンツプロデュース 映像制作 Webコンテンツ制作
         コミュニケーションテクノロジー プロモーション事業 オンラインPR ソーシャルメディアマーケティング)
         メディアサービス事業(メディアプレス・コピー)
         コンテンツビジネス開発事業・教育事業
  • 所在地:沖縄オフィス 〒903-0807 沖縄県那覇市首里久場川町2-152-24 1F
        吉祥寺本社
        渋谷オフィス
        名古屋オフィス
        大阪オフィス
        松山オフィス
  • URL:http://flag-pictures.co.jp/
  • お問い合わせ先 TEL 098-882-1340
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