ニュージーランドに想いを馳せて❤︎

関西
コピーライター・セミナー講師
くすぐる大人の好奇心❤
松井 貴代

ラグビーW杯、盛り上がりましたね!!
ラグビーの良いところは、「多様性」だと思います。
私は、ニュージーランドに1年間住んでいましたので、Kiwi(ニュージーランドの人たちは自分たちをこう呼びます)たちが、日本チームに貢献してくれてとても嬉しい…というか、国別にする意味とかあまり重視していません…笑

国境なき応援団という感じです。
日本チームのリーダーはKiwi、半数が外国人選手。
ニュージーランドというマイナーな国を一気にポピュラーにしてくれました。

残念ながらAll blacksはまさかの3位でしたが、Kiwiたちにこれほど注目が集まることが日本ではないので、喜ばしいと思います。試合前のハカというマオリの伝統的な儀式も一躍有名になりましたね。

ニュージーランドでは、英語とマオリ語、そして手話が公用語となります。

優勝した南アフリカは、当時のマンデラ大統領が人種隔離政策撤廃にその生涯を捧げました。そして肌の色に変わりなく全ての人をチームに合流させ、国歌は白人の歌と黒人の歌を合わせたものに変えたということです。
さらには、ラグビーワールドカップを南アフリカで平和と平等の幕開けとして開催したのです。素晴らしいですね。

まさにスポーツで平和を実現させました。
だからこそラグビーは、「多様性」が魅力。

ニュージーランドも、とても多様性を重んじる国です。

私が住んでいたのは、もう10年以上前のことですが、当時も今も首相は女性。
女性が暮らしやすい国と言われていますが、男性やそれ以外の性の方にとっても暮らしやすい国です。

日本で社会問題になっている年金は、払って積み立てるという制度ではないので、国民は払わないでいいのですが、65歳になれば、全ての人(NZ国籍、または永住権を持ち10年以上居住している人)が払わずしてもらえます。ベーシックインカムみたいな感じでしょうか。

医療費は無料(公立の病院のみ)。電話代も市内は無料。
電力はすべて再生エネルギー。原発は一基もありません。
同性婚を認めています。

24時間、困ったことをサポートしてくれるセンターもあります。
人口が少ないので、行政のカバー力がしっかりしています。

こんなパラダイスのような国ですから、もちろん、多くの国の人が移住し、
今後はシステムも変わることもあるでしょう…

ニュージーランドに暮らしていた時は、毎日が発見とときめきの日々でしたが、
一番驚いたことは、ちょっと足を怪我した時のこと。
市民病院に予約の電話を入れたのですが、
まず電話で何と聞かれたかというと
「OK、では、女性の医師と男性の医師のどちらにする?」
って!!

え〜〜!! 医師の性別を選べるんだ!! 信じられない…もうびっくりしました!
同時になんて素敵な国なんだろうと思った次第です。
もちろん、足を見せるわけですから女性の医師の方がいいに決まっています。
日本では考えられないこと…

ジェンダー・ギャップを感じにくい国なのです。

人種差別はゼロではないかもしれませんが、
どこにも心ない人はいますから。
しかし、私の知る限り、肌の色、年齢、性別に関係なく
快適に生きられる国です。

だからと言って、みんなが富裕かというとそうではないんです。
日常は慎ましい感じ。

労働時間は、日本よりうんと短いです。
バリバリのビジネスパーソンでも夕方5時には帰宅して、
家事・育児は協力し合う…Kiwi husbandって常識です。

残業しないから、お給料も普通だし、みんな節約家。
古いものをリサイクル・リユースするのが大好き…
それなのに毎年、ひと月は、優雅にバカンスをとっています。

なぜ? って感じですが…
社会システムと人々の幸福に対する優先順位の違いでしょうか…

経済も大切だけれど最優先ではないのです。

クオリティ・オブ・ライフ…生活の質にこだわる暮らしができるんですよね。

そんな素晴らしいニュージーランドへ、もう何年行っていないことでしょうか?

友人とは、カードのやり取りを続けています。
英語で手書きのカードをもらうのは嬉しいし癒されるのですが…. 

こちらから返信を英語で書くのは結構時間かかりますね…笑

ふたつのテディベアは、1度目の留学で買った子と
2度目に遊びに行った時に買った子。
大きい子はAll blacksのユニフォームです。

3個目をいつゲットできるでしょう?

I miss NZ…今も恋しいニュージーランド。

いつか必ず…3個目のテディベアがゲットできますように!
ニュージーランドは、今から夏。
年末年始にかけて旅行にオススメの国ですよ!!

プロフィール
コピーライター・セミナー講師
松井 貴代
京都精華大学大学院人文学研究科修士課程修了。雑誌広告、情報誌、カタログ、Webサィトなど多数の仕事に携わり、ファッション、美容を中心に、女性のライフスタイルや多様性を提案する広告制作を行っています。フリーランスのコピーライター、またコピーライティングをレクチャーするセミナー講師として活動中。

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