小さな小さな旅

沖縄
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳

旅行したくてもできないというもどかしい状況になって早1年。首都圏は緊急事態宣言を延長するという。沖縄は解除されたものの、依然飛行機に乗ってどこかに行く、という雰囲気ではない。ちょっとまだ怖いしね。 どこの県にも地続きではない沖縄。ドライブしようにも、行く先はたかが知れている。退屈極まりない、なんてつまらないんだ!と悲嘆に暮れている最中、久しぶりに取材で「やんばる」に行った。 やんばるというのは、沖縄本島の北部一帯を表す言葉で、漢字で書くと「山原」。文字通り、山が連なって、緑深い場所なのだ。那覇からだと車で1時間半ぐらいで、山深い場所にたどり着く。 雨上がりだったせいか、いつもより緑が鮮やかで、樹木の活き?もいい気がする。新鮮な緑という感じ。マイナスイオンなんてものはこの世にないようだが、それでもここの空気はマイナスイオンを感じさせるほどに清らか。私の住んでいる場所とは全然違う。思いっきり深呼吸して、体内にきれいな空気を送り込む。緑の奥の奥を眺め、目の疲れを癒す。は~、すっきいする!これですね、俗にいうリトリートというやつは。 確かに沖縄は狭い。でも、行ったことがあったとしても、いつもと違う場所へたまに行ってみるだけで、意外なほどリフレッシュできるものだ。小さな小さな旅は、してみるもんだ。

プロフィール
ライター
仲濱淳
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中

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