2021年、書き初めは「般若心経」から。

東京都
書道家・ライター
Tohku
桃空
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皆さま、あけましておめでとうございます。

ことしのお正月はゆっくりされた方もいらしたと思います。

 

新年といえば「書き初め」ですが、みなさんはうまくいきましたか?

わたしは年末年始もなく、追い立てられるような時間でしたが、般若心経をやりました。

後日、納経もしました。

 

さて、小学生の人たちはそれぞれの学年でご苦労されていたようですね。

書き初めをじっくり書いた人も、ゆっくりしすぎて慌てて前日に書いた人もいるでしょう。

今回、小学二年生の生徒さんから「難しい(ひらがなの)お手本が来た!(泣)」オンラインで質問がきましたので、いくつか手元で書いてお見せしました。

そのときの写真をここにアップしておきます。

「くだもの」「山里の春」など、いくつかの学年の方のお手本をオンラインで拝見しましたが、とくにひらがなは難しいものです。大人でもなかなかうまく書けないのが通常です。

だから小学生の方々は心配しないように!

それより、重要なのは「のびのびと」「たのしく」書けていること!

普段書き慣れていない「筆記用具」が毛筆です。

昔の人にとってそれは「便利な道具」だったのです。

 

学校の先生も、授業で小学三年生から教えなくてはならないということと、授業参観などで後ろに貼り出すのできれいに、かっこよく書きたい、そう思うのは当然です。

でもね、きれいにかければ良いわけではないのよ〜♪

極意は「お手本をよく見ること」でも「お手本から目を離してもかけるくらいになること」です。

もう一つの極意は「筆の使い方に慣れること」。紙の上で「筆はどのように動いているかをよーく見ること」。

この二つがポイントです。どちらにも言えることは「観察眼」なのです。

観察するのがうまくなる秘訣。それは大人も同じです。

目で見て、距離感がうまくとれて、全体のバランスが見られて、その上、筆の先の細かな動きまで見える。これが書の基本なのです。

これがわかれば「書道ってたのしい!」になるんです。

お手本と似た形ができてきたら、自然に自分の手の動きがさまになるんですよね。

そして、誰もが違う小筆で書く「学校名」「学年」「なまえ」これが一番難しいんですよね。

みんなここでつまずいているようです。そのため、新設のオンライン講座を生徒さんの希望からはじめました。

まだ日程の設定しておりませんので、リクエストをしてください。随時対応します。

大人も「芳名帳」「年賀状」などで各タイミングでドキドキする場面です。

よかったらのぞいてみてください。

 

さて、お知らせです。毎年おなじような赤いおはがきです。

わたしも新春ですから毎年のように出している【独立書展】に入選したので今年も国立新美術館に額に入って飾られているはずです。(授業参観みたいですねw)

今回も大字書で提出しています。よかったらご覧ください。

と、いってもコロナ禍でわたしもまだ行けていません。

期間は1月7日〜17日、入場は無料です。こちらもさまざまな書が飾ってあり、大きな大きな作品もあります。すごくたのしい独立書展でも新たな書を発見してみてください。

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