映画『運び屋』

クリント・イーストウッド監督・主演、10年ぶりの最新作。
一度に13億円相当のドラッグを運んだ”伝説の運び屋”の正体は・・・90歳の老人だった。
というわけで、公開当日に観てきました『運び屋』!
普段、このような落ち着いた映画は映画館で観ないことが多いのですが、
今回はCMで目にしたときから「絶対に観にいこう!」と思うほど不思議な魅力がありました。
あらすじは上記の通り、90歳のおじいさんが運び屋としてドラッグを密運する話です。
主人公のイーストウッド演じるアールは、仕事一筋の男で家族をないがしろにして生きてきました。
ある日「車の運転さえすれば金をやる」と話を持ちかけられ、
知らず知らずのうちにドラッグの運び屋として仕事を遂行していきます。
公式サイトには「果たして男は、逃げ切れるのか―!?」とあらすじが締められていますが、
正直そこの部分は問題ではないのです!
この作品の最も重要なポイントは、「人生において何が一番大切か」ということではないかと受け取りました。
観終わった後、監督がなぜ90歳の老人を主人公にこの話を描いたのかが分かるはずです。
だからこそ説得力があり、おかした罪の重さがあり、観た人が同じ過ちを犯さないように思えるのではないか。
『運び屋』は実話をもとにした作品なので、よりリアリティがあり心に響きます。
私が観にいったときは、お客さんの半分以上ご年配の方でしたが、学生さんのような若い方も見られました。
ぜひ、若い方たちにこそ観てほしい作品です!
クリステ編集部 立川亮太