グラフィック2018.12.05

草間彌生 永遠の南瓜展

京都のフォーエバー現代美術館にて開催されている、「草間彌生 永遠の南瓜展」に行ってまいりました。

 

草間彌生さんは幼少期から幻覚や幻聴に悩まされていました。

テーブルクロスの赤い花模様が部屋中に拡散して見えたり、動物や植物の話し声が聞こえたり・・・

それらの恐怖から逃れるために描いた絵が、作品として評価されています。

 

今回の展覧会は、彼女の代表作とも言える「南瓜」シリーズをはじめ、

「花」のモチーフの作品や、浮世絵師とコラボした「七色の富士」シリーズなど、

123点の草間彌生作品が展示されています。

 

フォーエバー現代美術館では、靴を脱いで畳の上で作品を鑑賞するスタイルで楽しめます。

草間彌生さんの異質な作品と、畳の空間がマッチして非日常感を味わうことができます。

 

今回の展示会の見所は、「私の魂を乗せてゆくボート」(この作品は常設展示だそうです)

畳の上に座って鑑賞するというスタイルが許され、立って見るときとまた違った印象を受けることができます。

 

 

特別展示の「宇宙にとどけ、水玉かぼちゃ」

鏡に反射したどこまでも広がる南瓜の世界に身を投じる体験型アートです。

 

 

そしてなんといっても「南瓜」シリーズ

シルクスクリーンで描かれた色とりどりの南瓜は圧巻です。

 

草間彌生さんの苦悩を感じられるとともに、どことなくかわいさがある作品たちです。

また、作品を鑑賞した後は併設されているカフェでコラボメニューも楽しめます。

 

展覧会は来年2019年の2月28日までです。

ぜひ草間彌生さんの世界に触れてみてはいかがでしょうか。

 

写真:個人撮影

草間彌生紹介参考:『めくるめく現代アート』筧菜奈子

ホームページ:フォーエバー現代美術館

 

クリステ編集部 立川亮太

 

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