そうだ 京都、行こう。

まもなく、8月。
8月と言えば、少し長いお休みがあります。
ちょっぴり遠出ができるこの時期。
今回は、京都の地下に眠る、ある避暑地をご紹介します。
個性豊かな椅子の数々。
どこか忘れ去られたような、時が止まってしまったような雰囲気を醸し出している。
ここは、京都にある、とある劇場です。
その名も「アンダースロー」。

出典:地点京都 http://chiten.org/
全貌。うーん、なにか出てきそう・・・
ここは、『 地点 』という劇団が「自分たち専用の劇場がほしい」と言って廃墟を改装して作った劇場です。
地点の地点による地点のための劇場です。
その利点を存分に生かし、毎週のように公演を打っています。
なので、見に行けるチャンスが多い!という良さを持っています。
しかし。
『 地点 』の旨味はこれだけじゃありません。
それは、言葉の意味と身体性を切り離した、その独特の表現方法のみならず、
独自の観客を呼び込むシステムを持っていることで有名です。
そのシステムは、なんと、
タダで芝居を見れる。
というシステムです。
「タダでさえ演劇を見る人が少ないのに、タダにしちゃって経営が成り立つの???」
「成り立つんです」
カビラさんも唸るシステムがこちら。。。

出典:地点京都 http://chiten.org/
みんな人相悪い・・・
率直に言えば、他人のお金で劇が見れる!!!
人のお金で焼肉が食べたい私と一緒ですね。
「まったく劇を見たことがない」「まあ見てみたいかも」「そんなことより銀魂の実写見た?」
という方もそうでない方も、死ぬ前に一度、
京都へ芝居を見に行くんだ と一風変わった楽しみ方をしてみてはいかがでしょう。
もちろん後悔はさせません。
こんなに自信のある劇団なんて『 地点 』くらいですし、寄付金なのでね。
次回の公演 8月5(土)-20日(日) 『汝、気にすることなかれ』
http://chiten.org/next/archives/49
クリステ編集部 小森ひなた