太陽系の「ケンタウルス族天体」が持つリングの謎が日仏の大学により解明


「太陽系のケンタウルス族天体がもつリングの謎が日仏の大学により解明」東京工業大学より
太陽系には面白い星がまだまだあるようです。
今回紹介するのは、ケンタウルス族天体です。
木星と海王星の間を回る小天体をそう呼ぶのですが、ケンタウルス族天体のカリクロとキロンには土星と同じようにその周りにはリングが存在します。 これまで太陽系でリングが確認されていたのは土星や木星などの4つの巨大な惑星だけでした。 ですがケンタウルス族天体にもリングがあることが発見され、神戸大学、東京工業大学、パリ地球物理研究所/パリ・ディドゥロ大学の研究グループによる研究から、ケンタウルス族天体のリングの謎が解明されました。 木星と海王星の間を行き来するケンタウルス族天体は、軌道がそれらの巨大惑星と交差しています。研究では、巨大惑星の近くをケンタウルス族天体が通過する際に、巨大惑星の潮汐力により天体が破壊されてしまう様子がコンピューターでシミュレーションされました。これにより、「部分的に破壊されたケンタウルス族天体の破片の一部」がリングを構成することがあると判明したそうです。 あまり天体観測などしたりはしないのですがこういうことを知って天体観測などすると、きっと楽しいでしょうね。 GIZMODO「太陽系のケンタウルス族天体がもつリングの謎が日仏の大学により解明」 http://www.gizmodo.jp/2016/10/centaur-planet-ring.html 東京工業大学 http://www.titech.ac.jp/news/2016/036074.html クリステ編集部 山下滉介