こんにちは!
最近巷ではクールジャパンがキーワードとなっているようですが、一つの原点と言えるものが集まったおもしろい展覧会が、山口県立美術館で開催されています。
「超絶技巧!明治工芸の粋―これぞ、明治のクールジャパン!!」
明治時代には主に輸出用に制作されていたためあまり日本人のなかでは知名度のなかった、虫眼鏡がなければみえないほど精緻な装飾がほどこされた工芸品、超精密機械でも作れるかどうかというほど高い技術力による置物たちが一堂に会し、時代を超えた今でも私たちの目を楽しませ、驚かせてくれます。

本物と見まがうほどの瑞々しい野菜や果物がなんと硬い象牙でできていたり、勢いよく流れ落ちる滝がまさかの刺繍で描かれていたり、「この紋所が目に入らぬか!」でおなじみの携帯用薬入れの印籠には仙人の変顔が…などなど、静かなはずの美術館に驚嘆の声やクスクスっとした笑い声がちらほらと聞こえてきます。
こちらの展覧会のユニークなCMも作品の見どころを分かりやすく紹介していて、クリエイティブに興味を持ってもらうきっかけにもなりそうです!
まじめで丁寧がクールジャパンの主な要素ですが、そこに遊び心を加えるというのも日本の粋のなかにはあるのかもしれませんね!
●超絶技巧!明治工芸の粋―これぞ、明治のクールジャパン!!|山口県立美術館
(
http://www.yma-web.jp/exhibition/special/archive/meijikogei/index.html)
s.k