マテ茶なしでは生きられない?!~南米の食習慣~
東京
編集ライター
映画とラテンと音楽と
JUNTO氏
日本からはるか遠くに位置する南米のアルゼンチン。
スポーツ好きならサッカー、ダンスや音楽好きならタンゴを思い浮かべる人も多いでしょう。
グルメなら、日本への輸入が解禁になった話題のアルゼンチン産牛肉をいち早く試した方もいるかもしれません。
最近は日本でも市販されるようになったマテ茶も、アルゼンチンの人々にとっては欠かせない飲み物です。(写真のマテ茶はブラジルのスーパーならどこにでも置いてあるもの。日本では南米食材店で購入可能)
マテ茶には緑茶のようなグリーン・マテと、ローストしたマテがありますが、
ブラジル以外のアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイではグリーンタイプが好まれているようです。
飲み方もユニークで、写真のような丸い容器「グアンパ」に、
「ボンビージャ」と呼ばれる先に小さな穴の開いたストローを使って飲むのが一般的。
この飲み方は「テレレ」とも言われています。
夏に来日したブラジル人ギタリスト、ヤマンドゥ・コスタのステージには
いつも「グアンパ」と「ボンビージャ」が置かれていたのが印象に残っています。
アルゼンチンだけでなく、パラグアイ、ウルグアイやブラジルの南部の人々の間では、
大勢で集まったときには、マテ茶を同じ容器で回し飲みする文化もあります。
日本人にはちょっと驚きのスタイルではありますが、
回し飲みが友情の証になるのも、アミーゴ(友だち)なら当たり前、のラテンならでは。
マテもタピオカも、どちらも南米ではポピュラーな食材ですから、
そのうちタピオカ入りマテ茶が出現するかもしれませんね!
(もうすでにありますよ、という情報があればお待ちしております)
プロフィール
編集ライター
JUNTO氏
普段は固めの記事広告ライター。ときどき映画やラテン絡みでもお仕事してます。
10年前に2年ほどブラジルに滞在して以来、ラテンカルチャーを日本で広めようと奮闘中。
写真は建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したリオのニテロイ現代美術館。