職種その他2020.08.24

おしゃれなモノ

沖縄県
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳

ここ最近、怒涛の甘いモノ店取材が続き、嬉しいやら(主に体重が)怖いやら、な日々を送っていた。しかしケーキとは、なんと見目麗しい食べ物であろうか。こじんまりとしたサイズの中に、異なる素材、フレイバーがいくつも重なり、作り手の労力たるや。素朴な焼き菓子も好きだけど、生ケーキの美しさや複雑な味、大いなる満足感には、到底かなわないなあ。がしか、ケーキ屋さんというのは、なんであんなにおしゃれなんだろうね。

これまたここ最近、おしゃれなものに対して、どういうわけか拒否反応が出てしまう。もちろん私だって若いころは(かなり前)おしゃれなものとか、おしゃれな場所とか、それなりに好きだったし、もっと若い10代の頃は、憧れだってあった。でもアラフォーになった今。おしゃれなもの、もっというとおしゃれっぽくあろうとするその意識が、なんだかこそばゆい。例えば、昔はFMラジオばっかり聞いていたのに、今はあの美声DJやら、最先端の洋楽やらが、スッと耳に入ってこない。むしろ、AMラジオの悪乗り的な笑いのほうが、耳に心地よい。

その理由を十分にまだ分析できてはいないので、しっかり考えがまとまったら、また後日語らせてください。でもこれだけは言える。こんなことを考えるようになることこそ、確固たる「加齢の証拠」。

プロフィール
ライター
仲濱淳
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中

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