職種その他2020.01.29

暮らし×木、をかし!

新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子

恐ろしいほど雪が降らない新潟です

雪まつりが中止になったり、

スキー場が打撃を受けたりという大きく目立つところから、

雪かきのスコップが売れないとか、雪かき業者が困るとか、

雪かきして汗かいて(雪かきは筋肉痛なるくらい肉体作業!)

そのまま近所で飲む~の流れがないから飲食店も打撃とか、

豪雪地帯・津南に行ったら

「毎年今頃3mくらいあるんだけどねー」と言われた畑が、積雪量30cm。

 

2月に大きな雪像が町中に現れる十日町市に至っては…

0m!

このネタだけで一本書けます(苦笑)。

 

そんなこんな、今日は取材先で偶然知った

日本人の暮らしと木のお話をば。

ヒノキのお風呂、いい香りしますよねー♪

ごはんが入ったおひつ、いい香りしますよねー♪

木の香りは、適温に温められることで立ってくるそうで、

厳密に言うと、温まった樹液(だったかな?)が循環して香りが出る

…血液のめぐりと一緒!と驚きました。

 

さらに香りや適度な温度が違うので、

日本人はお風呂にはヒノキ、とか

香りのする木の樹種と用途の相性によって

製品を開発してきたそうです。

もちろん海外にも自然の香りを暮らしに

取り込んでいる例はたくさんあるのですが、

「ヒノキのお風呂」や「サワラのおひつ」とか

木の香りと暮らしがつながる日本ならではの製品を

興味を持って探してみると面白そうです。

 

さらに同じ取材先で聞いて面白かったのが「竹の菜箸」!

天ぷらを揚げるときのベストな温度は180度ですが、

職人さんが天ぷらを揚げるとき、

毎回温度計で温度を測ることはしないし、

もっと元をたどれば、江戸時代の職人さんは

そんな温度計を持っているわけもなく。

何で適温を測るかというと、竹の菜箸を揚げ油につけて、

気泡が菜箸から出てきたら丁度いい、という塩梅だそう。

木と日本人の暮らし、まだまだたくさん切り口がありそうだし、をかし!

プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演など。趣味は観劇と、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。

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