たかが人形、されどフィギュア

金沢
ライター
いんぎらぁと 手仕事のまちから
しお

「海洋堂フィギュア展」へ行ってきました。

実は「海洋堂」という名前も知らなかったわたしです。なんとなく、小学生男子が喜びそう…と子どもたちを連れて行ったのですが。

フィギュアって、なかなかに奥深いものですね!

いやいや、いまさら何言ってんの?とフィギュア好きな人には鼻で笑われそうですが、平面の絵や漫画やアニメで十分伝わると思っていたキャラクターの姿かたちが、フィギュアで立体化することでこんなにも発見があるとは。

前から後ろから横からてっぺんから、へーこんな柄だったのね。とか、後ろにこんな武器を隠しているのね。とか、自ら見つけていける楽しみがありました。

フィギュア展はまず、キャラクターモデルの展示からスタートします。ウルトラマンにゴジラ、エヴァンゲリオン、北斗の拳などなど。

グレムリンとナウシカ(うしろにはクシャナ姫)のフィギュアに、胸がワクワク。

さらに進むと、動物や想像上の生き物を模したネイチャーモデル、世界の美術品を再現した博物館モデルのコーナーに。

風神・雷神など神様の像や仏像のフィギュアが美しくて細かくて、本当にすてきです。

その先には、みんな大好き食玩が!

子どもの頃、血眼で集めたチョコエッグのペットシリーズを発見したとき、懐かしすぎてもはやショーウィンドウにべったり。

えーん、かわいいなー。ほしいなーほしいなー。

大人になってから「ムダなもの」にあまり購買意欲をかきたてられなくなって、これ欲しいけどどこに置く?となったときに、いやーいらんわ。の繰り返し。

フィギュアも然り、なくても生きていける。

だけど、生活の中でふとした瞬間視界の中に留めておける幸せや、そばに置いておける安心感のようなものがわかった気がしました。

結果、息子たちにも置いていかれ、「これもう何時間もおれるやつやー!」とたっぷり堪能してしまったフィギュア展だったのでした。

 

 
プロフィール
ライター
しお
ブランニュー古都。 ふるくてあたらしいが混在する金沢に生まれ育ち、最近ますますこの街が好きです。 タウン情報サイトの記者などをしながら見つけたもの、感じたことをレポートします。 てんとうむししゃ代表。

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