国立新美術館にて行われた展覧会へ。

東京
書道家・ライター
Tohku
桃空
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所属している独立書人団の展覧会へ行ってきました。

昨日で展覧会は終わってしまいましたがそれぞれの作品の迫力に圧倒され、刺激も受け、気持ちも新たに今年書く作品を考える時間となりました。

ここ何年かの間に、自分が書くものも少しずつ変わっていることを今あらためて思いますが、成長しているのかどうか、という点では疑問も持っています。

基本を学び、新しい作品を書く、また基本に戻り、臨書を続ける。それからまた新しい作品を書く、というような反復した作業のなかに、果たして「成長」というのはあるのだろうか? そう考えながら書をかき、また提出しています。

提出するときも疑問がつきまといます。これを出していいのだろうか? もう少し書けばもっといいものが書けるのではないか? など、自問自答を繰り返します。

けれど、続けていけばいいものが書けるのかどうか、それはわかりません。修行は終わりがないけれど、どこで終わりにするのかという「引き際」も迫られます。

そして提出締切日がやってきて、やむなく提出するのです。その繰り返し。

先週まではインドで空海の臨書をサリーに書いてきた私ですが、いつもいつも一発勝負! という白い面に向かって立体に浮き上がるような文字を演出できるように向かって、それが立体的なものになったかどうか、自分との闘いを続けているようなものです。と、まぁ、そういうわけで2020年も闘いが続くわけです。また来年の作品はどんなものにしようかなーと考えています(笑)。

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