420回目の開催! えびす講で福をゲット!

広島
コピーライター、エディター
Kyoko Kittaka
橘髙京子

先日、広島三大祭りのひとつである「胡子大祭(えびす講)」に行ってきた。この祭りは、毎年11月18日~20日、広島市中区胡町にある胡子神社(http://ebisujinja.jp/)で行われている秋季大祭。神社が建立された1603年(慶長8年)から一度も絶えることなく続いているそうで、なんと、今年で420回目! 原爆で被災しても、仮設のバラックの社殿で祭典が行われたというから、とても長い歴史のある祭りだ。

この祭りの注目ポイントは、商売繁盛の縁起物として親しまれている「こまざらえ(熊手)」。胡子神社周辺の商店街には、こまざらえの露店が出ており、商売をしている人はもちろん、どなたでも購入することが可能。購入したものは胡子神社に持参して祈祷してもらうこともできる。

もうひとつの見どころは、胡子大祭に合わせて同時開催されるイベント「えべっさん」。歩行者天国となった中央通りにステージが設けられ、夜神楽や和太鼓演奏などが行われる。今年の開催は、19日の土曜日。北広島町の山王神楽団の神楽を鑑賞したくて出かけてみたのだが…あまりの人の多さに、ビックリだった! 「恵比寿舞」という演目を鑑賞したのだが、えびす様の軽やかな舞はもちろんのこと、コミカルに舞台を歩き回って、観客に笑顔を振りまいているのが印象的だった。そして、一人芝居(?)をひととおり終えたあとは、七福神全員が集合し、さらに小芝居が続くという…(笑)。特に、大黒様・布袋様との三人のやりとりは大勢の人が爆笑していた。

今年の胡子大祭は3年ぶりの通常開催だったということと、17日から「ひろしまドリミネーション」がスタートしたこともあってか、どこもかしこも人だかり! しかも、マナーの悪い人たちのせいで悲しい思いもしたのだが…何はともあれ、無事に420回目の胡子大祭が行われたことは、本当に良かった! たくさんの人たちの幸せそうな笑顔が溢れていて…コロナ禍前の当たり前の日常が戻ってきたように感じて、とても嬉しかった。 さらに良かったことは、神楽鑑賞の際、えびす様が観覧客に撒いたお餅をゲットしたこと! コレは縁起が良い! 年末に向けて、信じられないくらい嬉しいことが起きるかも!? ワクワクしながら待つことにしよう。

プロフィール
コピーライター、エディター
橘髙京子
大学卒業後、広告代理店のコピーライターや出版社の編集者・ライターとして勤務。現在は映像業界のプロデューサー、フリーライターとして活動中。

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