「沼」にハマるか否か、一線超えを左右するキーワードは「1000円」

東京
フリーランス記者・作家
スーパーいわちゃんねる!クリ目版
岩崎

 好きな物事にどっぷり浸かって抜けられなくなることを「沼にハマる」と言うらしい。ハマった人たちはそれのことで頭がいっぱいになり、湯水の如くお金を使って愛でまくる……というのは、よくある話だ。

 ところで、人間はどれくらいのお金を使えば沼に浸かって戻れなくなってしまうのか。個人的には経験上「自発的に総額1000円以上お金を払ったら最後」という持論がある。これを語るには、心理学の「フット・イン・ザ・ドア」というテクニックが絡んでくる。

 「フット・イン・ザ・ドア」とは、最初に簡単な要求をしてから徐々に要求レベルを上げていくという手法である。例えば荷物を誰かに運んでほしい時、いきなり2個ドーン!!と渡そうとすると相手に拒否される可能性が高くなるが、軽い方を持たせたところで「ついでにこっちもおねが〜い!」ともう1つを渡すと上手くいきやすい……という具合である。

 どのようなジャンルのグッズやサービスでも、1000円あったらぼちぼちいいものが手に入る。いいものを手にした人間は、さらなるいい物を求め出してしまう傾向がある。

ねりま観光センターFacebookより

 事実、私自身も昨年末に半額になっていたねり丸クッション(定価1600円、破格すぎる……)の購入を皮切りに、ねり丸グッズがほしくてほしくてたまらない。そして気がついたら巾着と缶バッジも追加で入手してしまっていた。クッションでやってしまった感はあるが、後悔はしていない。だってねり丸可愛いし超幸せだもん!! もふもふ〜!!(典型的な沼にハマる人のパターン)

 皆さんも何かのグッズを買う時は1000円以上超えて大丈夫か、沼にハマっても平穏無事に生きていけそうか……その視点や可能性も踏まえた上で検討してほしい。ハマったら抜けるの大変だよ、沼。

プロフィール
フリーランス記者・作家
岩崎
フリーランス記者・作家。メディア関係の仕事を経て、書いて撮って編集・デザインして発信できる「平面系マルチクリエイター」を目指す平成元年生まれ。巳年・蠍座の女。本家ブログは「スーパーいわちゃんねる!」で検索。宮城県出身、東京都在住。サムネイル写真は以前撮影したものだが、どちらかというと池。実際の沼はこんなに澄んだ水じゃないことを明言しておく。

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