小さいお家に秘められた誰にも言えない恋物語り女中タキの回想録

花園
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茶の道を歩んでいるせいかつい観たくなる映画は着物・お茶・美術に関するもの。と言う事で昭和の大正ロマンを背景にした一人の女の密やかな恋愛模様を描いた映画『小さいおうち』をご紹介

戦前・戦中・に青森から東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で新妻時子の元、女中としてタキは働いている(黒木華)当時女中は花嫁修行の一環としての仕事でもあったのだ。

 

「タキちゃん」

「奥様」

 

と呼び合う松たか子の奥様らしい奥様ぶりと黒木華の女中らしい女中ぶりが見ていて何とも愛らしく微笑ましい。

戦時中の話しにしてはとんかつを食べていたり、ウィスキーがあったり、紅茶を飲んでいたりと物がない時代とはいえあるとこにはあったのね。なんて思いながらも暗くなく観れる。

 

昭和の裕福なお宅と言う事で小ぶりで品の良い和洋折衷のインテリアと着物姿が目に麗しい。

着物は今でいうアンティーク。

奥様である時子が着物の帯を帯締でキュキュと締める音や着物の生地がシュッシュッと擦れる音が艶っぽく良い〜っと思ったり。

 

顔に張り付いた様に耳に隠れる髪型にするとシックでモダンガールっぽくてお洒落!と気づいたり。

 

着物を固定する紐の色はやっぱり白がイイ、誰の前で脱ぎ着するわけじゃないけど、鏡に映る自分を見た時カッコイイのが良いに決まってる!と思ったりもする。

 

そんな時、新妻時子と穏やかな日常を過ごしていたタキに一転、タキ最愛の奥様に恋愛事件!夫で雅樹の部下で板倉正治(吉岡秀隆)という青年が現れる。夫にはない繊細や優しさ、そんな板倉へ時子の心が次第に傾いていく⁈

 143回直木賞を受賞した中島京子の小説を、名匠・山田洋次が実写化した大正ラブストーリー

 

 

 

プロフィール
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  茶の道をたしなむアラフォーモデルsatoko 美しい日常に敏感な為、超感覚的知覚が常に刺激され振り回される日々。猫・茶・アート・ファミリー&個性爆発な友人達に支えられ生きている

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