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「働く」を考える

 世相を反映してか、最近書店で「就活小説」を見かけることが多いです。いわゆる「就活本」ではなく、就活をする学生の心情などを題材にした小説、フィクションです。  おそらく今最も有名なのが今年の直木賞受賞作『何者』でしょうか。著者の朝井リョウさんは23歳。最年少受賞ということでも話題になりましたね。しかし、まだまだ隠れた名作があります!  羽田圭介さんの『ワタクシハ』は、売れなくなったミュージシャンという「元有名人」の就活を描いた変り種。うじうじ悩むタイプの主人公が多いこのジャンルで、いわゆる「リア充」っぽい人を語り手にしているのも新鮮です。  三浦しをんさんの『格闘する者に○』は10年以上前に書かれたとは思えないほど就職活動の描写がリアルです。主人公が親の跡取りで政治家にさせられそうになったり、大学生のくせにお爺さんと付き合ってたりと浮世離れした設定なので、余計にそのリアルさが浮き出ています。結局、時代や時流は関係ないのでは・・・とも思わせられたりします。  いずれの作品も、就活の当事者だけでなく、どんな年代の人でも「働く」ということをじっくり考える機会になると思います。お勧めです! 116751 S.O

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