映像2019.02.08

クリード 炎の宿敵~ドラゴのロッキー越え~

 まず初めに言っておきますと、私はシルベスター・スタローンという役者がとんでもなく好きです。彼の実人生を反映しているロッキー・バルボアについても同様であり、私の中でのロッキーは最早映画を超えた世界最高の存在であります。

 そんなロッキーの元に戦友、アポロ・クリードの息子アドニスが弟子入りしてくる前作「クリード チャンプを継ぐ男」は空前絶後の大傑作でした。未だに見返すたびにビービー泣いてしまいます。そんな大傑作の続編、「クリード 炎の宿敵」。「ロッキー4 炎の友情」でアポロを殴り殺したボクシング・サイボーグ、イワン・ドラゴがロッキーに復讐するために息子と共にアメリカに乗り込んでくる…大丈夫なのだろうか…人間核弾頭ことドルフ・ラングレンが演じるドラゴ再登板に心を躍らせつつも非常に不安な精神状態だったのです。

 しかし、観てみるとドラゴとその息子・ヴィクターに泣いて泣いて泣かされる正しく「ドル泣き」(映画秘宝より引用)状態。間違いなくドルフ・ラングレン史上、最高のドルフ・ラングレン。ハッキリ言ってロッキー&クリードの物語はどうでもよくなってしまうほど(まあ、そこの話は前作で終わりでも良いぐらいですので)、ドラゴ親子にやられてしまいました。33年前、国家の威信を賭けた戦いでロッキーに敗れたドラゴ。その後、彼は国家から放逐され、妻や名誉など全てを失ってしまったのです。そして現在...自分の復讐&悲願を息子・ヴィクターに果たさせるために息子にハードにボクシングを叩き込む毒親に変身していたのです。映画はこの親子の正しく荒みきった日常から始まります。これまで荒唐無稽なドラゴというキャラクターにあって「負けた後」のことなんか考えたことも無かったわけです。そして、ロッキーが経営するレストラン・エイドリアンズに足を運ぶドラゴ。ここはロッキーにとって亡くなった妻、エイドリアンや自分の過去・思い出を象徴する場所。壁に貼られた過去の試合の写真を眺めるドラゴ。「いい写真たちだな…でも俺の写真はないな...」。ロッキーと共に我々観客も、「敗れた後の33年」が重くのしかかって来るのです。

 その後、フィラデルフィア美術館、通称ロッキーステップにヴィクターと立つドラゴ。前作のラストでロッキーが「ここに立つと人生が見えるんだ」と言った場所です。その場所でドラゴはどんな景色を見ているのか...!!ここでもう鳥肌立ちまくりです。そして、素晴らしいのは映画のラスト!ネタバレなので詳しくは言えないのですが、このラストでドラゴは完全にロッキーを超えたのです。涙腺が千切れるほどの大号泣。

 私自身いままでドルフ・ラングレンのファンでもなんでもなかったのですが、改めて追っていこうかなと思った次第でございます。「クリード 炎の宿敵」おススメです!

画像:amazonより引用

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                                  クリステ編集部 渡邊正人

 

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