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コマンドー~怒涛の面白台詞たち~

 本日は世界一の筋肉俳優、アーノルド・シュワルツェネッガーの最高傑作のひとつ、「コマンドー」をご紹介したいと思います。お話の筋としては、娘を誘拐された元コマンドー隊員のジョン・メイトリックスが娘を取り返しに行く。たったこれだけです。しかし、この映画の面白いところは、何回観ても途中でストーリーが分からなくなってくるところです。

 正直、90分尺の序盤10分と終盤20分だけでお話としては成立しているのです。ではその間の60分は何が起きているのか?と言いますと、シュワルツェネッガーがとにかくいろんなところでほぼ無差別的と言っていいような勢いで暴力を振るいまくります。しかも、シュワルツェネッガーと言う人は暴力的なシーンの後に、非常に不謹慎なジョークをはさむ事で有名な人なので、中盤60分は爆発と上腕二頭筋と面白台詞のオンパレードとなっています。

 例えば、武装集団に誘拐されたメイトリックスが飛行機に乗せられるシーン。隣の席には敵の見張りが一人ついているのですが、座るや否やガーン!と肘打ち。首をポキッとして、顔に帽子をかぶせ、通りかかったキャビンアテンダントに一言。「彼を起こさないでやってくれ。死ぬほど疲れている。」なんて事を言って離陸準備に入った飛行機から平然と脱出するメイトリックス。またある時は敵の足を持って崖から宙づりにした挙句、「お前は面白い奴だから最後に片づけてやると言ったな……あれは嘘だ!」(その前に同じ敵に対して「お前面白い奴だな。片づけるのは最後にしてやる。」というセリフがある)と言って崖から落とすメイトリックス。さらにはラスボスキャラのベネットに最後の最後で鉄パイプを投げつけ、そのまま後方の蒸気を送るタンクに釘付けにします。鉄パイプからシューっと蒸気が噴き出るベネットに向かって一言。「ガス抜きをしろ、ベネット。」という様に、主役の台詞としては耳を疑いたくなる不謹慎なジョークのオンパレード(まだまだあります)。本作で味を占めたシュワルツェネッガーは、これ以降ほぼ毎作品にこのようなジョークを挟み込んできます。

 80年代アクション映画の特徴として、「ドライかつ軽い」という事が挙げられます。その点本作は80年代アクションの極北に位置していると思います。敵の基地を、娘がそこにいるかもしれないにもかかわらず片っ端から爆破していくというドライさ、そしてキルカウントは100人超えという敵といえど、あまりにも人命を軽視したアクション。そこに、シュワルツェネッガーという異物感満載の筋肉モンスター俳優と大量の面白台詞が全部乗せなわけですから、面白くないわけがありません。話がよく分からない!だとかツッコミどころ満載!だとかいう言葉はこの際は野暮であるとしか言えないでしょう。是非ご覧になってください!猛烈におススメです!

画像:amazonより引用

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%EF%BC%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%9E-%E5%90%B9%E6%9B%BF%E7%89%88-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AC%E3%83%BC/dp/B00WAMASUI/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1536913447&sr=8-3&keywords=%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC

                              クリステ編集部 渡邊正人

 

 

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