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スペース2014.10.06

アートで世界をひっくり返す! 街全体をキャンバスにするフランス人アーティスト

突然ですが皆さん 今、世界中で注目を集めるストリートアーティスト「JR」をご存知でしょうか?

<インサイドアウト>カラカス ベネズエラ

<インサイドアウト>カラカス ベネズエラ

ベネズエラの町のあちこちに写真が貼られている異様な光景。 これこそが彼の作品なのです。 本日御紹介するのは、 フランスのストリートアーティスト「JR」

世界が注目のアーティスト!

世界が注目のアーティスト!

 1983年にパリで生まれた「JR」。外壁に絵を描くのではなく、巨大な写真を貼るというグラフィティ表現を用いています。17歳にして建物の外観などに写真を貼っていく表現活動をはじめるとすぐに頭角を現し、その後は世界中のストリートに写真を貼りまくり、見事にストリートをアートギャラリーに変身させ、彼自身ががもつ独自の世界観を表現していきました。現在はパリとニューヨークを拠点に活動中。  JRが表現する世界、プロジェクトとは、たとえば弾圧や貧困・差別などに苦しみながら生活する人々を撮影し、その写真を巨大化させ現地の人たちと一緒に壁に貼っていく「インサイドアウト」というアート活動です。 2007年に発表した作品であるパレスチナ人とイスラエル人の巨大な写真を両側に貼り付けた「向き合って」や、翌年2008年にブラジルで行ったプロジェクトのひとつ「Women Are Heroes」が世界中で大きな注目を集めました。

ブラジルで行ったプロジェクト「Women Are Heroes」

ブラジルで行ったプロジェクト「Women Are Heroes」

 彼のプロジェクト「インサイドアウト」のすごいところは、個人の存在をアート作品へ変化させる国際スケールの参加型プロジェクトでるということです。 どういうことかと言いますと、まず参加者が自分で白黒のポートレート写真を撮影し、その画像を「JR」の専用ホームページに送ります。データーとしてアップロードされたこれらのポートレート写真は、大きなポスターとなって参加者に返送されます。参加者はそのポスターを好きなところ、オフィスの窓、廃墟のビルの外壁、あるいはスタジアムの壁などに貼ります。これらの展示の様子は、ネットワーク上で自由に見る事ができるようになります。見る人は、世界各地の人びとの姿や語られることのなかったストーリーを発見し、共有する事が出来ます。  2012年には日本でも、ポートレート撮影用カメラと大型プリンターを装備した専用トラックを使い自らの足で東北被災地をまわり、現地の人々を撮影し街中に展示していくという活動を行いました。被災地の人びとの素顔が通りに溢れ、大きな屋外展覧会となったそうです。

気仙沼を視察する「JR」

気仙沼を視察する「JR」

「アートで世界を救うことはできない。でも、アートで人のものの見方を変えることはできる」 彼はこう主張します。 「JR」は自分のプロジェクトを通して、地域が抱える問題を世界に向けて新たなカタチで発信していくことで「新たなコミュニケーション」を生もうと考えているのです。 世界中を巻き込む彼の活躍が今後も楽しみです。 お読みいただきありがとうございます! s.i

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