グラフィック2014.07.17

知的で大規模に虫よけ

本格的な夏が迫ってきています。そして、これからの時期に私たちを悩ませる“蚊”がやってきます。 今回は、そんな蚊をユニークな方法で撃退した例をご紹介します。 まずは、このポスターをご覧ください。

蚊が文字に捕まった!

スリランカで使用されるシンハラ文字に、蚊が捕まっているデザインです。

少々気持ち悪いかもしれませんが、とてもインパクトがありますよね! これが作られたのは遠く離れたスリランカなのですが、近年この国では蚊を媒体としたデング熱という病が流行しており、年間約3万件の感染が確認されています。デング熱週間なるものがあるほど、社会問題になっているのです。 そこで、スリランカの新聞社mawbimaはデング熱週間を利用して、大規模なデング熱予防キャンペーンを実施しました。 その方法とは、印刷用のインクに虫よけ効果のあるシトロレナという成分を混ぜて様々な方法で頒布するというものです。 この虫よけインクでポスターを印刷してバス停に貼ったり、同じデザインのバッジを学校に配布したりして、デング熱の予防を呼びかける、蚊から人々を守る、新聞を広告するという一石三鳥の効果を与えました。 そして、デング熱週間の最終日の4月7日(世界保健デーと重なっているのもすごいですね。)には、朝刊と夕刊を虫よけインクによって印刷・発行しました。 それまでのキャンペーンの効果もあって、いつもより増刊したにも関わらず即完売し、売り上げも30%増えたとか。 ちょっとお堅いイメージのある新聞社が、こんなキャンペーンをするというのが、意外でおもしろいですね。 当然あるものに少し手を加えるだけで、皆が喜ぶ企画になってしまうことがあるんですね。 ●YouTube『Mawbima Mosquito Repellent Paper』(キャンペーンの概要の動画です) s.k

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