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グラフィック2021.09.18

持続可能な社会を子どもたちに。環境問題の嚆矢となった『沈黙の春』の著者レイチェル・カーソンが遺した名作『センス・オブ・ワンダー』待望の文庫化 川内倫子さんの写真、福岡伸一さん・若松英輔さん・大隅典子さん・角野栄子さんによる解説を特別収録。親子で読みたい一冊になっています。

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株式会社新潮社

『センス・オブ・ワンダー』(新潮文庫)

株式会社新潮社はレイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の文庫版を刊行しました。同書はアメリカで1965年に刊行され、日本では1996年に紹介され、以来ロングセラーとして多くの人を魅了してきました。著者であるレイチェル・カーソンは、農薬DDTの危険性を誰よりもはやく告発した『沈黙の春』で知られる生物学者ですが、この『センス・オブ・ワンダー』では子どもたちが自然に触れ、生命の不思議さに感じることの大切さを語ったエッセイ集です。持続可能な開発目標が重要性が問われる今、ふたたび注目を集める作品です。

美しい写真と豪華解説陣による文庫版
文庫化にあたっては、写真家の川内倫子さんの写真を添え、また『センス・オブ・ワンダー』を高く評価してきた生物学者の福岡伸一さん、文芸評論家の若松英輔さん、神経科学者の大隅典子さん、児童文学者の角野栄子さんの解説エッセイを収録しました。

福岡伸一さん「センス・オブ・ワンダー。私の一番好きな言葉である。」
若松英輔さん「頁を開く。冒頭の一節を読んだとき、言葉が光になった。」
大隅典子さん「人間が世界のすべてを掌握しているのではないと認識するのは、謙虚で大切なセンスだろう。」
角野栄子さん「物語を読むことは、不思議を感じる心、センス・オブ・ワンダーを喚起することなのです。」
 

『センス・オブ・ワンダー』内容紹介
雨のそぼ降る森、嵐の去ったあとの海辺、晴れた夜の岬。そこは鳥や虫や植物が歓喜の声をあげ、生命なきものさえ生を祝福し、子どもたちへの大切な贈り物を用意して待っている場所……。未知なる神秘に目をみはる感性を取り戻し、発見の喜びに浸ろう。環境保護に先鞭をつけた女性生物学者が遺した世界的ベストセラー。著者の没後に友人たちによって刊行され、日本だけでも30万部を超える世界的ベストセラーとして読まれ続けている。

書誌情報
発売日:2021年8月30日
ISBN:978-410-207402-2
ページ数:144ページ、一部カラー
価格:649円(税込み)
 

U.S. Fish and Wildlife Service Headquarters (CC BY 2.0)

レイチェル・カーソン略歴
1907-1964年。ジョンズ・ホプキンズ大学で生物学を学ぶ。アメリカ合衆国漁業局に勤務したのち作家生活に入る。1962年、鳥や人に無害な「奇跡の化学物質」とされ、殺虫剤や農薬に広く使われたDDTの危険性をいちはやく告発した『沈黙の春』を上梓。世界的な禁止運動の端緒となり、環境保護の先鞭をつけた。

 

訳者 上遠恵子
1929年生れ。エッセイスト、レイチェル・カーソン日本協会理事長。東京薬科大学卒。1974年、ポール・ブルックス『生命の棲家』(後に『レイチェル・カーソン』と改題)を訳出し、以来カーソンの研究をライフワークとする。訳書にカーソン『センス・オブ・ワンダー』『海辺』『潮風の下で』などがある。

本記事に関するお問い合わせ:株式会社新潮社

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