映画「ブルーヘブンを君に」6月2日(水)“バラの日”に贈る、公開直前イベント開催！6月11日(金)全国公開

東京

株式会社フェローズ

6月２日(水)都内にて、「映画『ブルーヘブンを君に』“バラの日”に贈る、公開直前イベント」が行われました。

６（ロ）ー２（ズ）の日、“バラの日”にちなんで開催されたイベントには、本作が“映画初主演”となる由紀さおりさん、共演のBOYS AND MENの小林豊さんと本田剛文さん、柳ゆり菜さん、そして秦建日子監督が登場。本作への熱い想いや撮影秘話を話してくれました。

本作は、誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルーヘブン」の生みの親である、実在する育種家の女性をモデルに、自然豊かな土地とそこに暮らす人々、いくつになっても夢をあきらめない人生の素晴らしさを描いています。

なお本イベントでは岐阜銘菓の「登り鮎」が配られ、舞台となった“河本バラ園”の薔薇も会場に届けられました。

コロナウイルスの流行により、昨年6月から公開延期となっていた本作。その報せを聞いた時の心境について、由紀さんは強いショックを受けたと言います。

しかし、試写を見て、地元の方との交流が感慨深く懐かしく思い返されることで、人とのつながりが薄まっている今だからこそ見てほしい映画と感じ、「遅れたのは必然の意味があったのかなと感じます」と振り返りました。

主演が決まった時の心境を聞かれると、「割とのんきに撮影に入ってしまい、いろんな方々から『初主演』と聞かれて、『そうだったんだ？』と。変な気負いもなく、岐阜という土地の中に暮らす一人として『溶け込みたい』という思いでした」とはにかみながら打ち明けました。

また共演した“BOYS AND MEN”の小林さん、本田さんは役作りについて、「自分たちにはフィットしていた役柄で演じやすかった」と答えると同時に、由紀さんの持つ包容力を挙げ、「一瞬で孫になれました。役作り、ではなく本当にそのままで“一緒に時間を過ごした”感覚です」と語りました。また柳さんもそんな由紀さんを「本当に素敵で、見習いたい年上の女性です」と話していました。

映画のテーマでもある「夢をあきらめない」にちなみ、今後の夢を聞かれた由紀さんは「私は欲張りですので、まだまだ、自分が知らない自分がいるのではないか。そういう新しい、まだ出会えていない自分に出会いたい」と力を込め、「（尊敬する）先輩たちに一歩でも二歩でも近づくためには『何かな？』と思うことが、今の私の日々の暮らしです」と答えてくれました。

また、秦監督は昭和生まれの自分にとっては手の届かない存在の「“スター”由紀さおりと一緒に仕事がしたい」という思いで頑張ってきたとを告白。劇中の『人生は初めてに満ちているから美しい』というセリフを引用。

自分が一緒にした仕事の中で、“スター”にとって初めての経験をしてもらえたら光栄だと思っていたからこそ、由紀さんの映画初主演はまさに『叶った夢』だったそう。「このことを小学校の自分に戻って伝えたい！」と感慨深く語りました。

最後に、公開に向けた熱いメッセージを全員が語り、トークは終了となりました。

「役を演じる中で、夢を追い続けることの素晴らしさと難しさを河本さんから教わりました。今抱えているストレスやもやもやした気持ちを払しょくできるような、ちょっとメルヘンな所もある心やさしい映画に仕上がったので、是非皆さんに見ていただきたいです。」（由紀さん）

「『人と人が協力したらなんでも乗り越えていけるんだぞ』といった強いメッセージとパワーが込められた映画です。一人でも多くの人に勇気と笑顔を届けられたらと思います！」（小林さん）

「今は、『苦しい』『つらい』といった気持ちが渦巻いている、生きていくことそのものに追い風が必要な時代だと感じます。この映画はそんな時代の『追い風』になれるような作品だと思っているので、一人でも多くの人に届けられるように頑張っていきたいと思います。」（本田さん）

「映画は『人とのつながり』を感じることができるものだと思います。何かとのつながりが求められる今だからこそ、この映画がその足りないと感じている部分を潤す一つの手段になればと思っています。」（柳さん）

「ブルーヘブンの花言葉は、『不可能』でした。しかし、一人の女性ができると信じたことで実現し、花言葉も『願いが叶う／奇跡が起きる』に変わりました。これが実際に日本で起きたことだと一人でも多くの人に知ってほしいですし、これから挑戦する方へのエールになればと思います。そして、それが積み重なっていき、もっと素敵な世界になってくれたら良いなと思います。」（秦監督）

最後に写真撮影を行い、イベントは終了しました。