プロダクト2021.04.10

【NPOxデザイナーx伝統工芸】商品開発プロジェクト始動!有田焼や武雄焼など5事業者が参加

佐賀
ピースウィンズ・ジャパン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事/大西健丞 以下PWJ)は、佐賀県の伝統工芸支援事業「ピースクラフツSAGA」に取り組んでいます。
今年4年目となる商品開発プロジェクト「ピースクラフツSAGA EDITION 2021」では、第一線で活躍するデザイナーを迎え、佐賀の伝統工芸事業者とともに、現代の生活にふさわしい商品を開発していきます。今年は有田焼の源右衛門窯、辻常陸窯、伊万里焼の畑萬陶苑、武雄焼の閑古錐窯(かんこすいよう)と東馬窯が参加。7月完成に向け進行中です。
https://peace-crafts.org/2021/03/02/edition2021start/
 
 
■世界的デザイナー澄川伸一さんが全商品デザイン・ディレクション
 
 

リオや東京オリンピックの公式卓球台などをデザインした、世界で活躍するプロダクトデザイナーの澄川伸一さんが全商品のデザイン及びディレクション。「EDITION」を開始した2018年からご協力いただいており、各事業者の特徴を活かした商品を製作していきます。
今年の「EDITION 2021」もスタートし、各事業者の進捗状況をみながら、1-2カ月に1回ほどのペースで打合せを実施。7月の完成に向けて製作を進めています。

※次回は、4/15(木)畑萬陶苑、閑古錐窯、東馬窯と打合せ予定
 

■日常使いしやすい商品をラインアップ「ピースクラフツSAGA EDITION」

 

商品開発プロジェクト「ピースクラフツSAGA EDITION」を開始した2018年から、新しくスタートした2020年までで合計18事業者が参加しました。商品は各事業者で販売いただくほか、ピースクラフツSAGA限定のふるさと納税返礼品としてもお求めいただけます。
ハードルが高くなりがちな伝統工芸品を、現代の暮らしに取り入れやすいよう、日常使いしやすい商品をラインアップしています。
 

■厳しい中にさらにコロナで追い打ちをかける、伝統工芸の現状
現在伝統工芸を取り巻く状況は大変厳しく、佐賀県の伝統工芸も例外ではありません。佐賀を代表する伝統工芸である有田焼も1990年(平成2年)の最盛期と比べ、1/8まで売り上げが落ち込んでいます。伝統工芸事業者は、市場の縮小、販路の減少、担い手不足などさまざまな困難を抱えているのが現状です。

 

 それに加え、今年はコロナ禍の影響を非常に大きく受けています。家庭用食器を扱う事業者は、少しずつ盛り返していますが、レストランやホテルなどの業務用食器は以前需要が低いままです。飲食店が厳しいことはメディアでもたびたび報道されますが、陶磁器業界も飲食店からの注文がストップしたままとなっています。


■商品開発プロジェクト「EDITION 2021」進行スケジュール

商品開発プロジェクト「EDITION 2021」は、7月の完成を目指し、現在事業者と打合せを重ねています。10月には東京で、12月には佐賀でお披露目会を開催予定です。ぜひ完成までの過程をご覧ください。


【ピースウィンズ・ジャパンについて】
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは、広島県神石高原町に本部を置き、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOです。
佐賀県では、災害発生時の出動拠点となるだけでなく、平常時にはつくり手とつかい手を結ぶプラットフォームとして佐賀の伝統工芸を支援する「ピースクラフツSAGA」事業に取り組んでいます。
https://peace-crafts.org/
本記事に関するお問い合わせ:ピースウィンズ・ジャパン

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