グラフィック2021.01.26

ニットデザイナー・三國万里子さんの20年間の作家生活をたどる展覧会 渋谷PARCO「ほぼ日曜日」で2月7日(日)より開催。

東京
株式会社ほぼ日

福岡・三菱地所アルティアムで開催された、ニットデザイナー・三國万里子さんの20年間の作家生活をたどる展覧会『編みものけものみち 三國万里子展』を株式会社ほぼ日が渋谷PARCO8Fで運営する「ほぼ日曜日」で巡回開催します。近年10年の三國さんの代表的なニット作品をはじめ、影響をうけた書籍、ヴィンテージアイテム、「巣穴」とよばれる仕事場をイメージしたスペース、本展書きおろしのテキストや年表などをたっぷりと展示。まるで物語の中に迷い込んでいくように、三國さんが生み出した作品と幅広い関心を楽しんでいただけます。ひとりの作家のまなざしを借りながら、「わたしはどういう道をいきたいのか」観る人が自分を照らし合わせながら味わうこともできる展覧会です。
本展覧会の詳細は https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/3784.html にてご覧いただけます。

【編みものけものみち 三國万里子展】

  • 会期:2021年2月7日(日)〜2月28(日)時間:11:00〜20:00 ※時間は変更になる可能性があります。
  • 場所:渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」渋谷区宇田川町15-1
  • 入場料:400円(税込)(毛糸と編み図の特典付き※特典はなくなりしだい終了)
  • 協力:三菱地所アルティアム、ミロコマチコ、長野陽一、DICTOM DESIGN

 

●本展覧会開催にあたって、三國万里子さんより。
2011年に『ほぼ日刊イトイ新聞』というウェブサイト上で、「1日かけてミトンを編む」という、少し風変わりな中継をしたことがありました。わたしはカメラの前でパンダのようにあぐらをかき、朝から晩までただ編み続けた。そのわたしを見た視聴者の方から「編む動物みたい」というコメントが届き、ついたあだ名が「編みもの動物」でした。わたし自身、指で糸を手繰っていると、なんというか、糸を食べているような、もっというと「糸が自分の中を通って、編みものとして出てくる」ような感覚があります。思うにわたしは糸と手でものを生み出すことで自分を生き、また社会で生かされる動物なのです。この展覧会では「編む動物」であるわたしが編みながら辿ってきた「けものみち」をみなさんにも歩いていただきます。道中の景色として、手芸の編集者やほぼ日のスタッフと作った本やプロダクト、さらにはそこからはみ出したいろんなガラクタたちをにぎやかに配置しようと思います。歩き終わって、何か編んでみようかな、と思っていただけたら幸いです。(三國万里子)


●三國万里子さんの代表的なニット作品やコレクション、ミロコマチコさんの題字なども展示します。

この展示を生み出したのは、福岡にあるアートギャラリー「三菱地所アルティアム」さんです。このたびご縁がつながり「ほぼ日曜日」で巡回展を開催できることとなりました。福岡の会場では、貴重な蔵書や、代表的なニット作品、愛用されているアクセサリーなど、見入ってしまうような作品や愛用品がたくさん展示されていました。ほぼ日曜日の会場にも、三國さんが近年10年間で編まれた代表的なニット作品約60点を中心に、20年間の活動をみられる年表や、ヴィンテージアクセサリーのコレクション、影響を受けた書籍など、これまでに出会われたたくさんのものたちが並びます。会場にあるテキストのほとんどは三國さんの書きおろしです。展覧会の題字などを描かれたのは画家のミロコマチコさん。ふたりは2016年につくられた三國万里子さんの作品集『うれしいセーター』(ほぼ日)で出会いました。今回の展覧会では、ミロコさんが描いた「編みものけものみち」の題字と、「三國さんの原風景」をテーマにした作品も展示します。

 

●三國さん描きおろしの「ミニけもの」の編み図と毛糸の特典付き入場チケットです。

入場チケットをお求めいただいた方には、先着で、展示タイトル「編みものけもの」にちなんで三國さん描きおろしの「ミニけもの」の編み図とMiknitsの毛糸をプレゼントします。ぜひ、ご自身で編まれてみてください。手のひらにすっぽりおさまるほどのかわいいコウモリが完成します。(毛糸は数に限りがあるため、なくなり次第、この特典は終了します)一度ご入場いただいた方は、会期中は何度でもご入場いただけます。



●ヨーロッパで買い付けたヴィンテージ雑貨、手芸書、編み物キットなどの販売も。

会場では、三國さんとほぼ日のスタッフがヨーロッパで買い付けた、ヴィンテージ雑貨などを販売します。雑貨、お洋服、あみぐるみなど、ヨーロッパに訪れているような気分でお買いものもおたのしみください。また、三國さんがおすすめする、手芸書をはじめとするヴィンテージブックの魅力を教えてくれる書店「旅する本屋 古書玉椿」さんが会場に出張書店を開いてくださいます。展示を見終えた後、編みもの欲がむくむく湧いてきたかたのためには、渋谷PARCO4F の「ほぼ日カルチャん」で三國万里子さんがプロデュースする「Miknits(ミクニッツ)」の編みものキットや書籍などご用意してお待ちしています。

 

●三國万里子さん×なかしましほさん 姉妹コラボの特製「けものクッキー」をつくりました。

「ほぼ日曜日」ではとくべつに「けものクッキー」をつくりました。型のデザインは、姉の三國万里子さん。レシピ監修は、妹で料理家のなかしましほさん。「けものクッキー」というお題で、三國さんが考えたデザインは、コウモリ。ピーナツバター味のクッキーはなかしましほさんのお店「foodmood」につくっていただきました。※2月7日、12日、19日、26日に数量限定で入荷します。完売の場合は、ほぼ日曜日のTwitter (https://twitter.com/hobo_nichiyobi )でおしらせします。



【三國万里子さんプロフィール】
ニットデザイナー。1971年、新潟生まれ。3歳の時、祖母から教わったのが編みものとの出会い。早稲田大学第一文学部仏文専修に通う頃には、洋書を紐解き、ニットに関する技術とデザインの研究を深め、創作に没頭。大学卒業後、いくつかの職業を経た後に、ニットデザイナーを本職とする。2009年、『編みものこもの』(文化出版局)を出版。以降、書籍や雑誌等で作品発表を続ける。2011年のコンテンツ「三國万里子の編みものの世界」でほぼ日に初登場。以来、編みものキットやプロダクトのデザインを手がけ、活動の幅をさらに広げる。
【開催にあたってのお願い】
展示を安全にたのしんでいただくために、こちらのご案内 https://www.1101.com/n/s/realspace_info_2020/index.html をお読みいただいてからご来場をお願いいたします。清潔と安心をこころがけて開催いたします。

本記事に関するお問い合わせ:株式会社ほぼ日

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