グラフィック2020.09.23

現代アートに特化した日本最大級となる国際的なアートフェアを2021年2月開催

京都
京都府

京都府(知事:西脇隆俊)とArt Collaboration Kyoto 実行委員会(所在地:京都市中京区、委員長:京都府文化スポーツ部長・稲垣勝彦、以下ACK実行委員会)は、現代アートに特化した日本最大級となる国際的なアートフェアである「Art Collaboration Kyoto 」(以下ACK)を2021年2月に開催します。

ACKは、京都府で初めて開催される「新しい形のアートフェア」です。従来のような作品売買を主とするアートフェアの枠組みを超え、「コラボレーション」(行政と民間の協働、日本と海外のギャラリーの協働、美術とその他の領域の協働など)をテーマに企画・運営を行うという特徴に新しさがあります。「コラボレーション」による様々な高い成果を上げることで、現代美術家が活躍しやすい環境整備をさらに推進し、京都を現代アートの制作・発表・販売の世界的拠点とすることを目指します。

新型コロナウィルス感染症の影響により、文化芸術に関わる個人・団体の多くがイベントの延期・中止を経験しており、経済的損失を被るとともに活動継続が困難になっています。ACKは新型コロナ発生以前より企画されていましたが、新型コロナ禍における継続的な経済活動の場が求められている中、感染防止に十分に努めながら、ACKがそのような役割を担いたいと考えています。

  • (1) ACKの開催概要

ACK実行委員会は、京都府と民間のコラボレーション(協働)により設立され、以下のとおり新しい形のアートフェアであるACKを主催し、今後も継続的に開催する予定です。

イベント名:
Art Collaboration Kyoto
※カタカナ表記は「アートコラボレーションキョウト」。略称は「ACK」(読み方は、エーシーケー)。

開催期間
一般公開:

2021年2月12日(金)~2月14日(日)
内覧会:
2021年2月11日(木) ※報道関係者とVIP招待客のみ

会場:
国立京都国際会館イベントホール ほか

住所:
606-0001 京都市左京区宝ヶ池(京都市営地下鉄 烏丸線 国際会館駅)
※上記3,000平米をメイン会場とするほか、京都市内で複数の連携・関連イベントを開催予定です。
現代アートから工芸美術まで、また、ハイキャリアから若手美術家まで、歴史的建造物などの会場で様々な美術を知っていただく機会を設けます。

会場構成:
「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」という2種類のセクションを設けます。会場全体で約50ギャラリー(約30ブース)が参加する予定です。

「ギャラリーコラボレーション」とは、日本国内のギャラリーがホストギャラリーとして、日本国外に本拠地のあるギャラリーをゲストギャラリーに迎え、ブースを共有して出展するセクションです。国内と海外それぞれ約20の有力ギャラリー(合計約40ギャラリー)が集い、勢揃いした世界水準の現代アートを国内外に発信します。

「キョウトミーティング」とは、京都ゆかりのアーティストによる個展、またはテーマのあるグループ展(3名程度)の形式で出展するセクションです。約10ギャラリーが参加し、京都の現代アートの海外発信の機会とします。

主催:
ACK実行委員会 
※日本語表記は「アートコラボレーションキョウト実行委員会」。略称は 「ACK実行委員会」。
※ACK実行委員会の名簿一覧は参考資料。

助成:
令和 2 年度 内閣府 地方創生推進交付金活用事業
令和 2 年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業

後援:
外務省、観光庁、日本貿易振興機構 京都貿易情報センター、京都市、京都商工会議所、経済産業省(申請中)、一般社団法人京都経済同友会(申請中)


  • (2) ACKの特徴である「コラボレーション」で期待される成果

ACKは、従来のような作品の売買を主とするアートフェアの枠組みを超えた「新しい形のアートフェア」です。「コラボレーション」という特徴に新しさがあり、高い成果を上げることを目指します。
 

コラボレーション期待される成果
行政+民間民間の知見・ノウハウ、ネットワークなどの活用により、京都をはじめ日本のアーティストを世界のアートシーンに繋げ、アーティストの認知、及びその評価を高めることができます。
日本ギャラリー+海外ギャラリー世界的にアートフェアへの出展料が高騰し、また出展経費の負担も多く、地理的に不利である日本において、行政との継続的な連携により、フェアの開催及び出展への負担を軽減し、より展示に注力できる環境を提供できます。
美術+その他の領域作家、ギャラリスト、コレクター、キュレーター、批評家、研究者など、国内外の現代美術に関わる人々が一堂に会する機会を活かし、他領域との創発的な協働が生まれることが期待できます。例えば、美術と産業、美術とデジタル技術、美術と学術など。
主催者と出展者通常、アートフェアはB(主催者)to B(出展ギャラリー)to C(コレクター)というビジネスモデルとなります。ACKでは、主催者と出展ギャラリー(一部)が共同ディレクターを務め、企画・マーケティングで協働することで、質の高いアートフェアを実現します。

 

  • (3) 開催趣旨・背景に関して

京都府知事のコメント
~民間と協働し、文化の力で新たな価値創造を京都から~

京都府知事 西脇隆俊

京都の文化芸術は、古くから人々の暮らしや産業と結びつきながら、さまざまな経済社会の基盤となって発展してきました。京都府では、これまでも各地域でのアーティスト・イン・レジデンスや若手作家主体のアートイベント、新進気鋭の作家を顕彰し紹介する選抜展などを実施し、行政による作家支援のあり方を模索して参りました。

そのような中で、京都にゆかりのある作家をはじめ日本の作家のすばらしさを広く知っていただくためには、ギャラリーを通じて世界に向けて発表・販売することが重要であることから、昨年度にギャラリーをはじめ様々な方々の御協力を得てACK実行委員会を立ち上げ、準備をしてきたところです。

京都を舞台に、作家、ギャラリスト、コレクター、キュレーター、批評家、研究者など、国内外の現代美術に関わる人々が一堂に会する「新しい形のアートフェア」開催を通じて、現代美術のこれからの枠組みのあり方を探りつつ、京都をはじめ日本全体の文化・芸術の発展、アート市場の拡大、さらに、観光と結びつけることによる経済の活性化を目指し、このコロナ社会に対応したやり方で京都から発信していきたいと考えております。

 

ACKプログラムディレクター・金島隆弘のコメント
~コラボレーションにより、京都を現代美術の発信と流通の拠点に~

ACKプログラムディレクター 金島隆弘

アートフェア東京やアート北京のディレクターを経験し、東アジアの各地で盛り上がるアートマーケットと関わる一方、アートフェアというシステムの限界を感じるとともに、アーティストの自律した活動を支えるシステムの必要性を痛感する中で、この度、ACKのプログラムディレクターを担当する機会をいただきました。 作品の販売を主として開催されるアートフェアですが、日本のギャラリーは、海外への出展のみならず、自国での開催においても、地理的、市場規模的に不利な立場にあります。そして世界的に見ても、多額の費用が必要となるアートフェアへの出展を控え、それに代わる新たなシステムを模索する動きが見られるようになりました。 

今回、美術館や美術大学など、文化的資源に恵まれた京都にて、新しいシステムを模索していくにあたり、コラボレーション、つまり協働をテーマに据えました。ACK実行委員会のメンバーは、京都府をはじめ、美術、経済、観光に関わる各団体の責任者から構成されており、それぞれが協働しながら、事業を進めて参ります。 さらにこの協働を、行政と民間にとどまらず、日本と海外、美術とその他の領域にまで枠を広げることで、日本における現代美術の発信と流通の場をこの京都から発展させていく所存です。また、現在、世界はコロナ禍に対峙しなければならない時代にありますが、この協働を様々な方法で応用し、支え合いながら、この困難を乗り越えていきたいとも考えております。

新型コロナへの対応に関して
ACK実行委員会では、新型コロナ感染拡大防止の観点から、開催に当たっては各種ガイドラインに沿って、来場者の安全を確保し、安心してお楽しみいただけるよう、最大限配慮します。また、新型コロナ感染拡大の状況や安全・安心を優先する方針から、開催方法、出展者、出展内容など、本リリースの発表内容から大幅な変更が生じる可能性があります。

 

  • 問い合わせ

ニュースリリースに関する問い合わせ先
ACK実行委員会 事務局
PR 担当 島林(スタート PR 合同会社)
TEL  080-6589-1234    MAIL  press@a-c-k.jp

ACK 実行委員会に関する問い合わせ先
ACK実行委員会 事務局
大石(京都府 文化芸術課)
TEL  075-414-5298    MAIL  m-ohishi05@pref.kyoto.lg.jp

 

本記事に関するお問い合わせ:京都府

あなたの会社のニュースを掲載しませんか?

ニュースへの新規掲載お申込み(無料)

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP