その他2020.11.20

ゲッティイメージズの検索データから紐解く、男性のビジュアルトレンドと『Movember』の関係性

東京
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社

今年で25周年を迎えた、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー Getty Images。
今回は、ストックフォトに関する豊富なリソースと専門知識を持つ当社が運営するストックフォトサイト「iStock」について、全世界的に注目を集めている「Movember」のビジュアルと、iStockの検索結果から導き出す現在のトレンドについて発表します。


■『Movember』とは

Movember(モーベンバー)とは、11月の1ヶ月間を通して口ヒゲを伸ばすことで、男性特有のがんの認知度や健康意識を高めていこうとするキャンペーンのことです。言わば、女性特有のがんである乳がんキャンペーン『ピンクリボン運動』の男性版にあたります。
Movemberの言葉の意味は、男性の口ヒゲを意味するMo(モー)と、11月を意味するNovember(ノーベンバー)を掛けあわせた造語です。

494066248,elenaleonova,Getty Images

 

1163976058,CatLane,Getty Images

 

846339006,Mixmike,Getty Images

 

516040293,miljko,Getty Images

 

■データで見る男性のビジュアルトレンド

ゲッティイメージズ ジャパンのシニアコンテンツディレクターを務める遠藤由理さんは、現在のトレンドについて以下のような分析をしています。

「iStockの検索データから読み取れるように、広告をはじめとするビジュアルコミュニケーションでは、ステレオタイプな男性像から脱却し、男性の穏やかで感情的な側面をビジュアル化する動きがよく見られます。また、最新のVisual GPS*のデータによると、男性の消費者は、伝統的な父親像と違う現代の父親のビジュアル(例:白人ではない父親と子供、二人の父親と子供など)に好反応を示したと言います。 ゲッティイメージズサイトにおいて日本の顧客による検索数が増加しているのは、『シングルファーザー』、『家事する男性』、『洗濯する男性』、『男性のスキンケア』などと言ったキーワードで、現代男性のライフスタイルをよく反映したものです。これらのトレンドワードから、ゲッティイメージズの顧客が、今までの『男性のあり方』の固定概念から離れ、よりインクルーシブな現代男性 ( 例:コミュニティの一員としての男性、平均的な体型の男性、日常生活の細々とした雑用などを自分でこなす男性)のビジュアルを求めていることがわかります」

 

〈参考〉

 
 
 
 

*Visual GPS:広告クリエイティブに携わる人たちの課題解決のため、情報過多の現代社会におけるビジュアル表現の在り方をご案内するものとして誕生。ゲッティイメージズがこれまで25年間に渡って世界のビジュアルトレンドを注視してきた経験をもとに、グローバルな調査機関YouGovとのパートナーシップによる消費者意識調査、ゲッティイメージズ社内の研究や数値データに基づく分析結果のことを指します。



■まとめ

最新のVisual GPSの調査結果から、今まで以上に男性に対する穏やかで感情的な側面をビジュアル化する動きが見受けられております。そんなタイミングで、今月から始まった男性特有のがん啓発活動『Movember』キャンペーンが全世界的に注目を集めており、そういったビジュアルを用いた広告などのニーズも高まっております。「ビジュアルで世界を変えていく」といった理念のもとに活動するゲッティイメージズは、確かな検索結果のもとに、今後もその時代のトレンドや顧客のニーズになったビジュアルを提供していきます。

 

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