WEB・モバイル2014.06.18

世界を変える企画力

大阪
株式会社Cyujo 代表取締役 清水良浩氏
Web制作会社として現在、クライアントから厚い信頼を得る株式会社Cyujo。代表取締役清水社長は若干23才で地元広島で事業を始め、さらなる夢を求めて大阪へ。厳しい時期を乗り越えて、強い行動力が人と人とのつながりとなる、清水流経営手腕を語っていただきました。

カタログギフトからWeb制作会社に

会社設立は2012年ですね?

現在はWebの制作会社ですが、会社を立ち上げた当時はカタログギフトの制作と販売をしていました。 結婚の内祝いに特化したカタログギフトで、サプライヤーからすべて自社で集めて作ったカタログギフトをホテルに売ってました。 3~4年やってみたのですが、なかなか売り上げが伸びなくて、これは事業性がないなと…。

そこからどのようにWeb制作に移行されたのですか?

サプライヤーやメーカーさんと直接交渉させていただいくなかで「他に何か作れないの?ホームページは作れない?」と聞かれて、「ハイ、作れます」と言うところから始まったんです。 そして、サイトを制作させていただいたお客さまからの紹介、また紹介と言う形で業績を伸ばしていきました。

現在、どのくらいのサイトの運営を?

70社くらいになります。サイト制作はもちろんですが、サイトの管理/運営業務にも力を入れています。サイトを作って終わりでなく、作ったものをどういう風に活かしていくか、サイトを通してクライアントさんのファンづくりをサポートするのが、僕たちの仕事だと思っています。

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実績を伸ばす御社の強みはなんですか?

弊社は各店舗や企業さんのWeb部門のような位置づけで、管理更新業務を永続的にさせていただいているのですが、サイトを制作する上で、クライアントさんのポジショニング(=ブランドアイデンティティー)、つまり、自社の旗印を立てましょう!と言うところからスタートします。

ブランドの構築ですね。

例えばケーキ屋さんなら、「どんなケーキ屋さんですか」と訊ねられたら、従業員全員が同じように応えられるようなものをまず、作っていくんです。ここなら勝てると言うポイントを見つけていくんですね。それらをまとめたステイトメントブックをクライアントさんといっしょに作りあげていく。半年くらい時間がかかる場合もあるのですが、それを作らせていただくと、クライアントさんの感動や満足度も高くなりますし、商品や広告物に対する思いが込められることで、ユーザーや顧客に対してもアピール度がアップするわけですよね。 結果的にそれが、クライアントさんの売り上げにもつながっていくのだと考えています。このようなWinWinの関係を築いていきたいですね。

縁あって西区立売堀に元気が出るラーメン屋を経営

Web制作に移行されて売り上げは順調ですか?

「麺屋武士道」http://www.bushido.gr.jp/

「麺屋武士道」http://www.bushido.gr.jp/

そうですね。実は飲食店も1軒経営しているんですよ。西区立売堀で 「麺屋武士道」http://www.bushido.gr.jp/ と言うラーメン屋をやってます(笑)。 これも僕たちの強みであるブランディングから話が発展して、オーナーさんから譲りうけさせていただく経緯になったのですが…(笑)。

人と人の縁が強いですね。

その縁を生かすべく、力を入れてやってます。 「お客様に元気を与えること。バカなことでもなんでも一生懸命やってお客さんに元気を与えよう」と言うのが「麺屋武士道」のテーマなんです。 だから、従業員のパフォーマンスがけっこうあるんです。それが、イギリスのBBCのディレクターの目に留まって、ハリウッド映画「ロードオブザリング」やTVドラマ「LOST」でおなじみのドミニク・モナハンさんが、日本を体験すると言うBBCの番組で、うちに来てラーメンを作って行きましたよ(笑)。 上得意様のための企画も今、進行中です。

それはすごい!異業種の飲食店経営も順調ですか?

実は、自分で事業を始めたのは23才の頃で、広島の尾道にBarをオープンしたのが最初なんです。5坪の小さなカウンターだけの店だったのですが、畳を敷いたちょっと変わったデザインが功を奏して、連日満員のお客さんで賑わい、翌年に2店舗目もオープンできたんです。 でも、もう少し大きな事業をしたくて大阪に出て来たんですよ。

では、もともとは外食からのスタートだったのですね。

ええ、右も左も分からず、まずは自宅兼事務所でカタログギフトの制作販売をスタートしました。僕はDTPの知識は皆無で、イラストレーターやフォトショップなどのソフトの存在すら知らなかったんです(苦笑)。 実制作ができるスタッフ1名がいたのですが、食べるお金もなくて。スタッフのお母さんがお弁当を作ってくれたり。今から考えれば楽しかったですけどね(笑)。

夢を与えてくれる強い会社づくりを目指して

そんな時代から成長してこられたわけですが、今後のCyujoの展望はいかがですか?

もっともっと強い会社になりたいですね。 従業員や従業員の家族もいますから。終身雇用を前提に、皆を守っていくのが僕の仕事です。ただ単に大きな会社にしたいとは思っていませんが、強い会社になった結果、大きくなればいいと思っています。

ここの場所(新大阪)に会社を構えられているこだわりがあるのですか?

うちの会社の通りは元(げん)がいいいんですよ(笑)。この筋に上場企業が2軒あるんです。それと、このビルに入った会社はみんな大きくなって出て行くらしいんです! 今はまだ数字的には難しいかもしれないですが、それを夢に前に進みたいですね、やっぱり男ですから(笑)。

経営者として大切にしていることはなんですか?

感謝のキモチですね。従業員の満足度、人間度をアップさせたいです。従業員の家族がCYUJOで働いてよかったと言える会社づくりを目指したいです。それが何かと言えばやっぱりお客さんから「ありがとう」と言ってもらえることですよね。道徳的な部分だけでは経営は成り立たないですから、2020年に向けての数字目標は出しています。

清水社長がこれだけは人には負けないと言う点は?

熱意だけかな?(笑)同じ仕事を用意ドンで取りに行ったら、僕が取る自信があります。 誰よりも仕事がほしいという熱意と一生懸命さは自信がありますので。

取材日:2014年6月

株式会社Cyujo

  • 代表取締役:清水 良浩
  • 設立:平成12年4月12日
  • 事業内容:WEB制作、更新、管理、運営業務、 グラフィック制作業務 Photo shooting 販売業務
  • 所在地:大阪市中央区北浜4-1-1 石原ビルディング4F
  • TEL:06-6125-5106
  • FAX:06-6125-5107
  • URL:http://www.cyujo.com/
  • お問い合わせ:上記ホームページより
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