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STORY風雲会社伝

Webサイト制作のプロであれ。プロが堅実なサイトを築き、会社を強くする

沖縄
株式会社 青空 代表取締役 水谷 真史 氏
沖縄本島の中央に位置する沖縄市。その中にある「銀天街(ぎんてんがい)」というレトロな商店街の一角に、今回お話を伺った「株式会社 青空」のオフィスがあります。この場所にオフィスを構えた理由を「ジャッキー・チェンの映画に出てきそうな、ごちゃごちゃした街の雰囲気が気に入ったから」と教えてくれたのは、代表取締役の水谷真史(みずたにまさふみ)さん。Webコンテンツを制作する会社の代表でありながら、元プロボクサーというユニークな経歴の持ち主です。会社の業務自体も、360度写真やVRなどを用いたWebコンテンツを次々と打ち出し、とてもユニーク。しかし、オフィスの立地やサービスのユニークさとは裏腹に、非常に堅実で誠実なモットーを貫いていました。

人との出会いとつながりに助けられた

「株式会社 青空」を設立されるまでの経緯を教えてください。

2011年の設立前、私は東京でインターネットリサーチ会社に勤めていました。その会社の上場を目の当たりにした時に「自分もいつか、ゼロから何かをスタートさせたい」と、気持ちを焚きつけられたのが会社設立の萌芽だったと思っています。ちょうどその頃、知人から沖縄で一緒にビジネスをやろうと誘われ、思い切って来沖しました。しかし間もなくその知人が事情ができて本土に帰ることになってしまい、私は残されることに。自分でビジネスをスタートできるチャンスだと捉え、沖縄に腰を据えて住むことにしました。

その時、始めたビジネスはWeb制作だったのですか?

全く違うビジネスです。最初は知人の紹介でパワーストーンの通販を手がけるなど、いろいろなことをやりました。そのうちに、やはり知人の紹介でWeb制作の仕事が入るようになりました。私自身は作る事ができませんので、作れる人を探して依頼したところ、そのページが好評に。それからは次々とWebサイト制作の仕事を依頼されるようになり、専門の会社を設立したのです。最初から「Web制作会社を絶対に作る!」と意気込んでいたわけではなく、人とのつながり、人との出会いで会社をスタート出来たように思います。

どのような方法で、様々な方と出会うのですか?

誰かと出会えるように意識して飲みに行くなどしていますが(笑)。特別なことはしていません。沖縄の県民性かもしれませんが、誰かに相談すると必ず誰かを紹介してくれるのです。それで自然と知り合いが増え、関係を築けました。沖縄という土地に救われていると感じます。

ワクワクより堅実なサービスを提供したい

現在の業務内容を教えてください。

様々な企業や店舗のWebサイト制作が主になります。デザイン、コーディング、プログラミングなど、トータルで制作を請け負っています。最近では、沖縄よりも県外の案件を扱うことが多くなりました。

それはなぜですか?

案件の規模、金額ともに大きいことが理由です。東京に2名ほどディレクターがいまして、彼らが受注した案件を沖縄で作っています。今後はより大きな案件を得るために、アメリカやカナダへ行く計画も立てています。県が行っている海外視察で渡米した際に、特にアメリカにはビジネスチャンスがあると感じました。

御社のサイトに「ちょっと驚くサービスを提供したい」と書かれていたのですが、これは具体的にはどのようなサービスでしょう?

新しいサービスを積極的に立ち上げている訳ではなく、お客様からの要望に対応し続けた結果、単純なサイト制作だけではない、目新しいサービスを作ることもありました。その中で生まれてきたサービスの一つに、360度の写真を使ったコンテンツやVR技術を用いたコンテンツがあります。最近では、石材メーカーと組んで「ライフストレージ」というサービスを作ったこともあります。

「ライフストレージ」とはどんなものでしょうか?

石材、つまりお墓にQRコードを掘った石版を埋め込むのです。そのお墓に眠る故人の情報を弊社が管理していて、QRコードを読み込むとその情報をアルバムのように見ることができるというサービスです。最近では様々な形のお墓が販売されているので、「ライフストレージ」にも興味を持つ方もいると思っています。 しかしこのような、ワクワクするユニークなサービスを追求していことは大事ですし、御客様のニーズに合わせて対応しますが、弊社の業務の主軸はあくまでもWebサイトの制作です。会社としてまず取り組むべきことは、高品質なサイトを、なるべくお客様がお求めやすい価格で提供する事です。

高品質なサイトを安価で提供するために、何か工夫されていることはありますか?

まず必要なのが、スケジュールを遵守し、お客様が望むものをしっかり作る「当たり前のこと」を確実に行うことです。Webサイト制作の業界というのは、実は揉め事が多いんです。形のないものをゼロから作っていくわけですから、イメージ通りに仕上がらなかったり、納期が伸びてしまったりして、トラブルに発展するのです。スタッフには、それをできる限りなくすように伝えています。

次に工夫していることは、ディレクターの強化です。お客様とのコミュニケーションを通してニーズをしっかり理解し、それを社内の制作スタッフへ伝達し指示できるディレクターの確保と育成に取り組んでいます。ディレクターを強化することで、先ほどの「当たり前のこと」をスムーズにできると考えています。スタッフの多くをディレクターとして教育しているのは、そうした理由からです。

そして、制作コストの削減です。その施策として取り組んでいるのが、プログラミングのオフショア化です。弊社は今年ネパールに事務所を設立しました。日本よりネパールの方が人件費が抑えられますし、優秀なプログラマーも多くいます。東京や沖縄のディレクターが遠隔で指示を出しているので、距離的なデメリットは全く感じていません。現在は7名のスタッフが在籍していますが、来年の2月頃までには10人体制にしたいと考えています。

Webサイトの制作会社が多数ある中、他社に負けない御社の強みはやはり「安価」という点が挙げられますか?

その通りです。ネパール事務所を設立したこともあり、他社に比べてかなり安価で提供できていると自負しています。さらに、ただWebサイトを作って終わり、というわけではなく、SEO対策にも確実に取り組んでいます。「安価で安定したWebサイト」を作れることが強みです。

自立心のあるスタッフが強い会社を作る

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御社のモットーを教えてください。

「与えられる集団であれ」ということです。「与える」というのは、お客様に対して価値ある商品を提供するということです。そのためには、スタッフ一人一人が自立したプロである必要があります。

自立したプロとは、どのような人を指すのでしょう?

自分で稼げる人だと思います。稼げるというのは、工数管理ができて、どれぐらいの人件費が必要なのかを把握できていて、赤字を出さず、お客様の求めるものを着実に返せるということです。それを出来てこそ、自立したプロと言えると思います。

なぜ「自立したプロになれ」と強く考えるようになったのですか?

実は私は20年ほど前、プロのボクサーでした。結果を出して賞金を稼ぐプロの凄さを身近で見てきた経験上、スタッフに「プロであれ」と強く求めるようになったのだと思います。給与をもらっているならば、それに見合う仕事をしてこそプロだという意識が常にあります。

スタッフの自立を促すために、何かされていますか?

常日頃「自立しよう」と言い続けることで社風化しています。また、工数管理できるシステムを導入したことも、自立のサポートにつながっていると思います。勤務体制では、自分の裁量で勤務時間を調整できるようにしています。自分の担当している案件の工数等をしっかり把握した上で仕事内容をコントロールできれば、好きな時間に出退社してもいいとしていて、一部のスタッフはそれを実践しています。

最後に、どんな人材と一緒に働きたいと思いますか?

やはり自立心を持った方です。社名の「青空」には、弊社の仕事はネットが繋がれば青空が広がる屋外でもできる、という意味が込められています。自立心さえあれば、どこでも仕事を遂行できるはずです。自立心を持って仕事に取り組める方と、どこかの青空の下で「青空」の仕事をしたいですね。

取材日:2018年10月31日 ライター:仲濱淳

株式会社 青空

  • 代表者名:代表取締役 水谷 真史
  • 設立年月:2011年1月
  • 事業内容:ウェブサイト制作・ウェブコンテンツ制作・アプリ制作・ウェブマーケティング・システム開発・BPO・各種業務委託
  • 所在地:〒904-2171 沖縄県沖縄市照屋1-11-13 2F
  • URL:http://aozora-okinawa.com/
  • お問い合わせ先:098-989-6318
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